006―10 6回目の憑依 ~つまるところ神なんていない~
「孔伷様、ご命令を――」
成都からかなり離れてしまった。ここから戻るためには――
廬植、馬騰、龐徳のいる江陵を迂回して、兵力差で勝てそうな張角領の長沙、何進領の武陵、永安までならたどり着ける。
最後の関門、江州の朱儁の武力76は、呂布将軍たちが手伝ってくれるから孔伷が出来るの募兵……しかし金が足りない。
名声ぼっこり下がるのを覚悟で、徴兵も視野に入れるしかないか……。
とりあえず、予章の民忠49と反乱されたら面倒だし巡察から始めよう。
兵士に戦術指導でうまく成功した。
あとは内政で開発行為、最後は――
「龐羲に褒美を取らせる」
これで全員の忠誠は100。1人を除いて信じられる仲間たち。
◇◇◇
―― 186年10月 冬 ――
「孔伷様、ご命令を――」
遠い遠い国西涼で住民反乱が起きてる。董卓の悪政を見ると徴兵をやめておこうと思ってしまう。
韓遂の董卓に対する忠誠73って低いな。多分陳珪先生たちならチャンスありそうだけど、孔伷には難しいか。
「む?」
予章の在野に金旋がいる……。武力51が最高値の微妙な武将。錐行陣形でもあればまだ取りに行きたいところだけど、それもない。
戦争でうまく行かなかったら勧誘しよう。てことで――
「さて戦争の時間です。目標は長沙ッ!」
何が悲しくて一年中どっかと戦争しないといけないのか、乱世恐るべし!
◇
―― 長沙の戦い ――
【1日目】
自軍兵力3部隊2万6758、対する張角軍の兵力は1部隊1万1500。後続部隊9万……といっても地理的に5日後の増援は龔都1万なはず。本軍が来るまでに決着をつけたい。
問題なのは、陸地を3つに分断する大きな河だ。城は3つ、趙弘のいる城に行くためには3日ほど河を渡る必要がある。
孔伷、厳顔で河を渡って、傅巽には手前の城を占拠に行ってもらおうか。
天候は晴れ。珍しい! これは幸先いいな。
【2日目】【3日目】
傅巽が1つ目の城をゲット、ここから趙弘の陸地に渡るためには4日はかかる。
孔伷、厳顔は川辺に到着。
【4日目】【5日目】【6日目】
厳顔に南の城を取らせて、趙弘近くで密集陣形に変更。
孔伷は激励で士気を上げつつ、戦力が揃うのを待つ。
傅巽も河を渡りきった。あとは集中攻撃……。
龔都1万も趙弘の隣に出現して敵戦力は2万を超える。
「なっ!? なんでこんなところに兵がッ!?」
孔伷さんが仕掛けた伏兵が決まった! 龔都の部隊は2000ほど負傷して混乱している。今のうち趙弘を叩くぞ。
【7日目】【8日目】
「龔都殿は何をしている! 奴らがもうすぐそこに……」
「申し上げます! 龔都殿、敵の伏兵にあい混乱しております!!」
「今だ! 趙弘を捕らえる好機ッ!!」
「んもおおおおッ!」
「ふう、やっと収まった……しまった! 趙弘殿がッ! とりあえず城に入るぞ!!」
龔都が部隊の混乱をしている間に趙弘を捕まえることに成功! しかし、空いたお城に部隊を収拾した龔都がなだれ込んできた。
龔都の部隊2900、これを削りきれれば勝ちだ。
【9日目】
「龔都、覚悟ッ!!」
「ごっつあんです!」
厳顔が龔都の後方から連攻で撃退、傅巽がお城を占拠して勝利!
やったぜ!
◇
「……誰を長沙に残しますか?」
全員残して、龔都と趙弘の勧誘を始める。
「バカな……、俺が捕まるなんて――」
この野郎、以前に騙されたこと忘れてないからな! とは思うものの、以前の龔都は別の世界の住人。世界線の垣根を越えて復讐するのはダメだろう。
小窓の孔伷さんはすんごい顔で、殺意ましましになってるけど。もしかして孔伷さんにも記憶があるのか?
「わしに仕えるなら殺さない」
「俺を許してくれるのか……。負けたよ、あんたに忠誠を誓おう」
うん、なんか以前の龔都と違ってイケメンな話し方。よし、次!
「これは夢に違いない……」
夢じゃないぞ! 俺も夢であって欲しいけどね!
「さて、貴殿はどうする?」
「貴様に仕える筋合いはない! さっさと縄を解け!」
縄を解いたら逃げるんだろがい! もういいや、リリースしますわ。
「あーいてて……。ふん、恩義など感じないぞ。せいぜい首を洗って待っていろ!」
三下の捨て台詞ッ! 実際に言われると腹立つな。
今回の戦利品は龔都と兵士かな。
名前:龔都
所在:長沙
身分:一般
忠誠:87
年齢:23歳
武力:72
知力:28
政治:40
魅力:49
勇名:630
経験:3000
陣形:鈎行 鋒矢
特殊能力:火計 混乱
龔都、孔伷さんの作敵の計に乗ったふりをして孔伷さんを裏切り、捕まえたファッキン黄巾野郎。兄弟分の劉辟は張角教祖にガチンコでハマっているカルトマン。
◇
「孔伷様、ご命令を――」
龔都の忠誠は87と低いからと、褒美を上げると98になった。2足りないけど、裏切られる心配はない……よね?
厳顔たちの将軍の格上げ、兵士の編成で今月は終了。
名声は……336と微増、命令書が4つになるのはいつになるのよ。
◇
『何進軍が予章へ攻めこみました』
げえ! 龐徳!!
てことでここも放棄しよう。でもこれで戦線は延びきったな。何進軍、江州以外は兵力1万を超えている国はない。
◇◇◇
―― 186年11月 冬 ――
「孔伷様、ご命令を――」
永安に隣接するルートは、江陵と武陵の2ルート。
江陵ルート、馬騰率いる6870。華歆は頭脳担当でお城に待機。
武陵ルート、劉氏ちゃんは兵6133あるが陳琳はお城に待機。
今月動けるのは厳顔のみ。
ふと小窓を見る、孔伷さんは『安全第一』のヘルメットをかぶっている。うん、どこから用意したとかツッコまないよ。
……来月を待つしかないか。とにかく気力が減りまくる問題の解決策を打たねば……。
ということで、成都で内政、巡察を呂布将軍がすると女の子とお酒飲み、龐羲に韓遂アタックさせたけど案の定失敗で終わり。
――あいつら巡察で女の子とお酒のみばかりしてる。こっちはむさ苦しい訓練兵に囲まれて戦術指導ばかりなのに……。
◇◇◇
―― 186年12月 冬 ――
「孔伷様、ご命令を――」
黄承彦という全ての陣形を持ってる変態爺が在野にうろついてる。
武陵、江陵とともに変更点はない。再度、戦場視察に戦力チェック。
武陵なら城2つ、大きな河を渡れば劉氏ちゃんの武力は23と攻略しやすい。一方、江陵は城3つ、平地を走るだけの代わりに武力90を超える馬騰との戦いが待っている。といっても兵士6870人のみ。
来月に金収入があるのを考えると――江陵ルートだな。
「江陵を取り返すぞ! メンバーは孔伷、厳顔、龔都だ」
傅巽は1月の長沙の収入を確保するために太守としておく。仮に何進軍の龐徳たちが攻めて来るとしても長沙を優先するはずだし……。
「……御意」
てなわけで、漢武は準備よろしくな!
◇
―― 江陵の戦い ――
【1日目】
自軍兵力3部隊3万2916、対する何進軍の兵力は1部隊6870。後続部隊9万……怖い。
街道を北上しながら城を取っていけば勝てるはず。
天候は雨。うん、安定の雨野郎!
馬騰は一番北の城にいる。手前の城2つを取りつつ北上作戦スタート!
【2日目】【3日目】
……速攻で行けば孔伷だけだけど、側面をつける。
「うおおおおお! 戦況をくつがえすぞぉ!」
ぐへぇ!? 馬騰がオーラ纏って2回攻撃かましてきた。被害6000!
武力60の差でこんなんなるの? 孔伷がやられたら即敗北。
【4日目】
……厳顔さんにオーラバトラー馬騰をしばいてもらう。武力差10あるけど、兵士差はこちらが倍!
「馬騰を捕まえたぞおおおおッ!!」
はーい、余計な手を出して負傷兵士を大量に出した孔伷が入城しますよー!
援軍来る前に決着ついて良かった。
華歆を安定に取り逃がしてしまった。
◇
馬騰38歳と対面する。天運がどうのってぼやいてて、漢文たちと気が合いそう。
「裏切り者の汚名を受けるよりは死を選ぶ、殺せ……」
もう仕える気ゼロ。馬騰が配下になれば息子の馬超たちも後々配下になりそうだっただけに残念。
成都まであと2つ。でも、気力2で動けないから来月は戦勝祝いで飲もうかね。
◇
「孔伷様、ご命令を――」
命令書は2つ、長沙で傅巽に巡察を依頼。住民に子守りさせられる文官って……。
成都を開発して年越し開始!
◇
『何進軍が長沙へ攻めこみました』
ぐぬぬ! 盧植め!
予章に龐徳、襄陽に馬騰、長沙に盧植と散らばったというべきか、各方面から一気に来られたら詰むというべきか。
◇◇◇
―― 187年1月 春 ――
「孔伷様、ご命令を――」
各地で住民反乱が起きたりしてるけど、うちは董卓の悪政から逃げてきた難民を受け入れる側だから成都の税収はうはうはだ。
それより下手すると風前の灯火の江陵、動けるのは厳顔だけ。はたして孔伷に新年会を開く時間が残されているのか……。
むむむ。
「し、新年会しよう!」
これが末期の酒になるかもだけど。
あとは成都で巡察、募兵。
――あとは孔伷さんと一緒に何もないことを天にお祈りしよう。
「おお、ついに孔伷様も天への感謝を行動で――」
……そうですね。せーの!
「「「「天の声を――」」」」
◇
『何進軍が江陵へ攻めこみました』
――おうふ、つまるところ神はいない。いや超越したナニカはいるけど悪意に満ちあふれている……。
『孔伷は何進に斬られました』
そりゃねー、10万がせーので来たら勝てませんよ……。
感想お待ちしとります!




