星27 対処法
呪いに掛かっているという事が判明してしまった。
考えられるのは、あのパーティーの日にヨルダンにかけられたくらいだろう。
それ以外に疑わしい事はない。
一体何の為にそんな事を、と思うが理由は分からなかった。
放課後まで大人しく寝かされていたステラは、授業が終わった後にツヴァイと対処法についての話をする。
ツヴァイ「一番手っ取り早い解決方法は呪いをかけた人間に解かせる事だが……」
ステラ「すみません」
件のヨルダンに会えればいいのだが、借りにもこちらは平民であちらは貴族。
特別な事でもない限り、訪問を拒否されたらそれで終わりと言う可能性が高い。
シラを切られるというのが困った。
ステラ「カルネに都合をつけてもらうって方法はあるけど……駄目だわ」
その方法はあまり使いたくない。
彼女はあれから嫌がらせが病んだ様だった。
カルネに関する身辺の事情は、今の所ステラを呼び出す為だけに使われた可能性が高い。
巻き込みたくなかった。
ステラ「そっちの方はおいおい考えるとして、他に方法はないのかしら」
ツヴァイ「大聖霊に解いてもらうっつぅ方法があるけどな」
ステラ「大聖霊?」
この世界に目に見えない存在としている聖霊。それらの中で力がもっとも強いのが大聖霊。
とても強力な力を持ち様々な事が出来ると言われているので、出会えればひょっとしたら呪いくらい解けてしまえるのかもしれないが、居場所が分からないのが困りものだった。
ツヴァイ「で、他にすぐにできる事と言ったら。呪いの進行を緩くする方法ぐらいのもんだな」
ステラ「そんな方法あるんですか?」
勢いよく身を乗り出して尋ねる。
だが、言い出したツヴァイはあまり、気乗りしない様子だった。
ツヴァイ「精霊使いとの契約だ」
ステラ「契約?」
精霊の事もあまり聞いた事がないステラには初耳の言葉だった。
ツヴァイ「そもそも精霊使いがいねーんだよな。そいつと契約すると、いろいろ体が丈夫になったり、能力が上がったりするっつー恩恵があるんだが、全然いねぇしな」
つまり、どの方法も実行が難しいと言う事だった。
ステラ「とりあえず、ヨルダンに会う方向で努力した方がよさそうですね」




