斜め上からやってきたプロダクツ
「‥‥これはまた難しいのを‥‥」
ドライフルーツとクルミのコンフィをお披露目して暫し‥‥
手にした瓶を眺めてトイヴォネンさんが‥ 大いにお悩みの様子で‥‥
「‥‥あの~‥‥お口に合いません‥でしたか?‥」
「いや‥‥そうじゃなくってね?‥‥ あのね‥都市ではね?‥‥甘い物って凄く高いんだよ‥‥」
「‥らしいですねぇ~~‥‥」
まぁおかげで毎年、麦芽糖(水飴)をいい値段で買い取ってもらえている訳で‥‥
「‥これ多分一瓶で‥‥4000ターラーは下らないんじゃないかな‥‥」
‥いや、そりゃ何ぼ何でもぼりすぎ‥
「……卸値で‥」
……は?‥‥
「イヤイヤイヤイヤ!!!!そんな大層なもんじゃないですよコレ!!」
「‥売るにしたって‥‥今の販路じゃなぁ‥‥」
「適当に売っちゃってください!! 一瓶400ターラーぐらいで!!!」
それでも十分ボッてると思うけど!!!
「‥‥こんな手の込んだ物‥‥‥それじゃあ世間が納得しないんだよ…… 色んなとこが敵になるから‥‥」
「‥あ‥そうなんですね‥‥ 何かすみません‥‥」
「‥おい‥‥あまり孫をいじめてくれるな」
「‥あ‥いや‥‥すまん‥‥」
「あっ!いえいえいえそんな! じゃあ生野菜に掛けるのも試してみてください!!」
「……またホントこれも………」
「へ!? 只の生野菜の味付けですよ!??」
「‥‥ねぇ‥‥都市で‥‥ 生で食べられる葉野菜が幾らぐらいか知ってる?」
「え? 一株、140ターラーぐらいですか?」
「………時期によって動くけど……5000から7800ターラーぐらいだよ‥‥」
‥‥‥なんです‥‥‥と‥‥?
「‥‥生の野菜を更に贅沢に食べようって物だよね……… こういう層は御抱えの料理人が居るからなぁ‥‥‥ 売れるかなぁ‥‥
そもそも食べられない時期も長いしなぁ………」
……なんか‥‥すいませんホント‥‥‥
‥‥にしたって……生野菜、何でそんなに高いんだろ? 都市近郊に畑ないの??




