89・みんなに負けない勇気。
今回が最終回です。
家族が入院したりしてくれやがったので定時に更新という
スケジュールがなかなか上手く行きませんでした。
正直しんどかったです。
バトルもラブラブもほとんど無いようなお話にお付合い
いただきありがとうございました。
最終話なのに大した展開も無いというズルズルなお話です。
苦情は絶賛受付中でーす。
逃げる準備……しとこうかな。
師匠な勇者さんはアノ男の遺物を調べに行ったそうだ。
そうして召喚者だったリョーさんとナオミさんに会った。
オレのことのお礼と帰還意思の有無を確認をするために。
二人とも帰るのは断ったそうなんだけど〔里帰り〕を二人に勧めたんだと言う。
元の世界の〔今〕を確認することってどうなんだろう?
コノ世界への未練とか思い入れにトドメを刺すことになるかもしれない。
オレはガイド代わりに二人のお供をすることになった。
ナオミさんはエリクサーを飲んだそうだ。
「弟子が増えたからね。
全部伝授するまで死んでなんかいられないと思ったのさ。
まあ、家族には言えないからアッチじゃあ偽装してるよ」
ナオミさんの家族は残念なことに皆居なくなっていた。
お墓参りをして気が済んだそうだ。
お寺さんには永代供養をお願いするという。
リョーさんの家族も同様でもう直接の親族はコノ世界には存在していなかった。
でもお墓はキレイに管理されていた。
ナオミさんの家のお墓は管理されてなかったのに。
一体誰が?
と思ったらリョーさんの従姉妹だという人が丁度お墓参りに来たんだ。
お供がチビドラゴンの相棒の勇者だった。
あー、親戚だったんだ……
彼女はリョーさんが召喚されるところを見たんだと言う。
「誰も信じてくれなかったんです。
でも、この子が召喚されて帰ってきましたからきっとどこかで
生きて居てくれると……
無事で……本当に良かった」
リョーさんはオレの仲間が親戚だったことに驚いていた。
二人でずっと話していたけれどリョーさんはアノ世界に家族がいるからね。
一時的な里帰りだからね、今回は。
次回は多分……
地球の裏側より遠いところ……だもんね。
リョーさんは従姉妹さんの家、仲間の家に泊まって満足と納得をしたと言う。
「もう家族はココには居ない。
でも、あの世界には居るからね。
戻ってガイの仕事を手伝ってやろうと思う。
まあ、邪魔するだけかもしれないけどね。
こんな私でも従姉妹は心配してくれていた。
ソレが分かっただけでも里帰りできてよかったよ。
君の師匠には感謝だね」
二週間ほどの滞在であの世界に戻って行った。
「もしあの世界に派遣されたら顔を見せに来てほしい。
皆も君が気に入ってたようだしね」
また行けることがあるだろうか?
オレって仲間の中じゃあ弱いしビビリだし……
他のヤツが派遣されそうな気がするんだけど……
でもアノ世界は楽しかった。
魔物も魔獣もアノ変な男も出たけどみんな一生懸命生きてるって感じたもんね。
そうして仲間の魔法戦士の言ってたことを思い出す。
「おかえり。ここが君の、君たちの居場所だよ。
異世界の居心地が良くてもココに帰ってこないとダメだよ」
記憶はほとんど戻って来た。
魔法も勇者の力も無いことになっているコノ世界がオレの世界なんだと
記憶を確かめながら思う。
アノ世界は夢だろうか?
いや、アソコもココも現実だ。
ちゃんとみんな一生懸命生きてるんだ。
魔物も魔獣もいないコノ世界だって生きるのは大変なことは変わりないと思う。
ビビリで弱っちいけどオレって一応勇者なんだもんな。
生きることを怖がらない位の勇気は持っていたいと思う。
アノ異世界のみんなに負けないくらいの勇気を!〔終〕
前作で主人公たちはアチコチの世界にいきまくってました。
オカゲで作者はエネルギー切れになってたのにコイツと来たら
さっさと走り出す始末……
なので世界を限定してのんびりとウロウロフラフラさせておこうと思ったんです。
思ったんですケド……
まあ、アッチでもコッチでも頼みもしないのにやらかしてくれて……
ビビリのくせに……
結局、自力では過去の自分を見つけ出すことはできませんでした。
でも人は社会的な生物なので〔自分〕の構成要素に他からの影響が
多々入り込んでます。
他の人の支えで自分を取り戻しても、
まあ、責めないでやってほしいです。
クローバー君は高山裕次君に戻って元の世界に帰りました。
でもどちらの彼も勇者です。勇者なんです。
ビビリで弱いんだと思い込んでるんですけどね。
そう言えば剣士の勇者なアホが一人行方不明でした。
コイツも元の世界に帰してやりたいよねぇ。
帰る気……有るのかね?
ではまた!




