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《【道】ノ格入》 8
ラシュフェーニカが舞い、
風蘭や、テオラーダの神官補佐ノ娘らが、“天地樹ノ花”──ソエユの星の星花。 今は国が一つとして無いコノ惑星では、国花と呼ばれるモノはなく、代わりに星花と呼ばれる存在が在る。 ソレが、天空に浮かぶ唯一の大地──《問いかけの大地》と、海に浮かぶ唯一の大地──《閉ざされた大地》の双方に凜として咲く大樹──天地樹ノ花──アマチギのハナ──大輪ノ蒼い花、惑星──ソエユの星のような丸い丸い大輪の華──と呼ばれる華を天に掲げるように、両手で泉ノ水を救うようにして持ち、天へと掲げていく…。
そしてしばらくして、ゆっくりとソレを降ろし、そっと…、静かにラシュフェーニカに渡した。
全部で三つの大輪ノ花。
コノ惑星──ソエユで、3という数字は最も神聖な数字にして、最も縁起ノ良い数字として扱われる。
ソレになぞらえて、ラシュフェーニカは三輪の青い花を静かに受け取った。
そして…、ソレを神々に捧げるように神殿に向けて、そして天空に向けて静かに構える。
シャラララララ…!と、百鈴が震わされて清らかな音を響かせた。
──嗚呼、同じだ…。




