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《【道】ノ格入》 6
“御神楽”は今は多種多様な形式があり、主に神前や儀式で舞われることが多いが、伝わる話では、
“異界では“神音皇御国”の国家民謡、国家儀式の一つ”
とも伝えられている…、とも聴いたことがある。
とても不思議な話だった。
とても不思議な話だった。
──明様は…、一体何処で”三種ノ御神楽”を御知りになられたのだろう…。
そう想いながらも、ラシュフェーニカは腕を高く天へと伸ばし、力強く、そして激しく舞った。
ソレは彼女の心の内を表すかのように。
彼女の燃ゆる心、燃ゆる炎、情熱を表すかのように…──。
火竜は飛翔する。
天高く、舞うように…。
燃ゆる想いを心に抱きて…──。
「わぁ…」
勇ましく、凛として、
激しく、しなやかで、
力強く、美しく…──。
そんなラシュフェーニカの舞を見て、少女が顔を赤らめて声を挙げた。
ソレに老婆が口を開き、言葉を紡いだ。




