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片恋円舞曲 第二巻 強い想い と 迫り来る闇ノ音  作者: 桐夜 白
《【道】ノ格入》
48/136

《【道】ノ格入》 3

「…コノ天空ノ海に在るコノ《天空ノ塔》はな?

大昔、神々へ祈りと感謝を捧げる為の塔じゃったんじゃよ。



わずか低い三階建ての建物と笑うことなかれ。

“夢神楽”響き、”神神楽”響き、神々が舞い降り、住もうたコノ塔は、今は目に見えぬだけで高く鷹く高くそらへと続いておる…。



しかしソレは…、【道】を唱え、【結ヒ(ムスビ、ユイ)】を結べる者にしか行けぬのじゃよ…。

十八代目天空ノ巫女は、《格入》の簡単な儀式の途中に、何かを感じられ、独り突然と”夢神楽、神神楽”を歌い、”夢神楽、神神楽”を舞った。

そして《【道】ノ格入》に挑まれ、……神々ノ世界へと渡ったという…。

ワシらには見えぬがな…。



しかし、巫女ユリーシャ様は本当に神々ノ世に渡られたのやもしれぬ。

ワシらには感じられぬ、”何か”を、…感じられたのだから……。」




ラシュフェーニカの手首の百鈴が、リン…、と強く奮えて鳴る。

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