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《【道】ノ格入》 2
「ねぇねぇ、おばあちゃん。
みちのかくいり、って、なぁに?」
ラシュフェーニカが津々と舞を神々に捧げる中、
ふと、小さな幼子娘の声が耳に届いた。
まだあどけない、本当に小さな愛らしい声だった。
何もまだ知らないであろう、無垢な声だった。
ラシュフェーニカが目をソチラの方へとやる。
ソコには、風蘭と同じ天獣ノ民の翼を持った、小さな少女が、老婆の服の裾を掴んでくりくりとした目で自分を見ていた。
くりくりとした空のような蒼い眼で、ラシュフェーニカの舞に頬を赤らめて見つめるソノ小さな少女に、
側に居た老婆──おそらくおばあちゃんという人だろう──が答えた。




