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崩れた神殿と嫌な予感 7
ソコでラシュフェーニカはハッとした。
アノ日、《火ノ宮》で歌っている時に現れた、火ノ鳥の姿をした神。
羽撃たくようなソノ姿を、凛と力強く羽開いた神の、ソノ予言は……──!
「《天空ノ巫女──カグヤから賜りし首飾りをかけよ、火ノ竜姫よ。
私の今から言う言葉を、よく聴き、覚えていなさい。
ソレはやがて、ソナタをカグヤの許へと導く道しるべとなろう。
私の今から言う言葉を、よく聴き、覚えていなさい。
“月の姿は地ノ国に隠れ、月の声はそらへと残った。
天ノ海を渡り、私の試練を受けなさい。
鍵を見つけ、月に固く硬く閉ざされた錠を外し、蓋を開けなさい。
ソコに真実の光は、遥か遠く、深い悲しみと共に眠っているでしょう。》」




