36/136
崩れた神殿と嫌な予感 6
テオラーダの声には、もう悲しさなんてまったくなかった。
ソノ声には強さが在った。
ラシュフェーニカの一番知りたかったこと。
十八代目カグヤ──明の現状、生死。
ソレを確信したように言うテオラーダに、ラシュフェーニカは疑問の声を挙げたが、
ソレにテオラーダは強い意志で答えた。
「不思議ね。
貴女には会う者を勇気づけ強さを与える力があるのですね…。
大丈夫です、ラシュフェーニカ、
カグヤ様は、行方不明になった今でも生きている…!
だって貴女は!
火ノ神国から、火ノ神からの御告げで“試練を受けよ”と道標を頂いたのだから…!!
貴女の許へ現れた神様の御言葉を想い出して!」




