前へ目次 次へ 33/136 崩れた神殿と嫌な予感 3 「数ヶ月前のことです。 黒い姿の者達が、天(そら)から降るようにこの地へと訪れ、コノ尊い神殿を荒らして行きました…。 狙いは何か分かりません…。 荒らすだけ荒らして、そして最後に不気味に笑い声を挙げて帰ってゆきました…。 そして…、ソノ日…、カグヤ様は行方不明になられた──」 嫌な寒気が身体を貫いた…──。 ラシュフェーニカと風蘭とツェルヴィーが驚いて、テオラーダを見る。 風が薙ぐ…──。 髪を揺らし、 服を揺らし、 心を揺らすような、 そんな風が…。