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崩れた神殿と嫌な予感 2
ラシュフェーニカとツェルヴィーと風蘭が、《天空ノ塔》──天祈奏ノ殿の神官──《星ノ人格者》──テオラーダに着いて行き、辿り着いた場所は……。
とても…、哀しく崩れた…、神殿──天祈奏ノ殿であった。
「これ…、は……っ」
ラシュフェーニカが驚きの余り、目を大きく見開き息も紡げない程になって、それでも絞り出すようにして声を出した。
テオラーダが、悲しく微笑んでラシュフェーニカを見た。
「三大神宮殿の一つ……、天祈奏ノ殿が…っ」
「神官様!
コレは一体…っ!!」
風蘭が言葉を漏らし、ツェルヴィーが問うように叫ぶ。
ソレは、とてもとても悲しい姿だった。
麗しく華麗で清廉な姿を失った、大きく崩れた青い神殿…。
目の前に在るのは、この惑星──ソエユの三大神宮殿の一つと歌われる、美しく尊い天祈奏ノ殿の…、
悲しい姿だった──。




