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巡りと試練と廻り 5
ラシュフェーニカが目を閉じる。
そして少しして、ラシュフェーニカは目を開き、言葉を口紡いだ。
「私は大切な人を探しに…、
伝えたいことをアノ人に伝える為に、ココへ参りました。
テオラーダ!
《星ノ人格者》 ──ヴィザルダとして、このソエユの惑星が生まれた時から今コノ瞬間までの、ソノ膨大な惑星の記憶を持つ貴女なら…!
コノ惑星で起こったことは分かるはず!
教えてください、十八代目 天空ノ巫女──カグヤ様の居場所を!!」
ラシュフェーニカの溢れ出るように紡いだ言葉に、テオラーダは目を瞑り、空の澄んだ気を一息に吸い込んだ。
「貴女なら!
コノ惑星で起こったことが…!!」
希望を抱き抱えて、真っすぐなソノ心で飛んで来た少女。
天を奮わし天雲ノ海を燃ゆる気に変えたソノ姿は、あまりにも、か弱く可憐な少女であった。
必死そうな表情も、華奢な姿も、全てが…。




