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巡りと試練と廻り 4
「ありがとう、《火ノ宮》…。
…いいえ、ラシュフェーニカ。
貴女のような子は初めてよ。
対等な方ができて、私は嬉しい。
…改めて。
ようこそ、尋人よ。
私はこの《天空ノ塔》──天祈奏ノ殿の神官を務める、テオラーダ・ルィシュポニカ。
幾年の時の流れを受け継ぎ、次の代に受け渡す、 《星ノ人格者》 の一人です。
━━問いましょう。
貴女は何故、コノ地に?」
力強く、とても真っすぐな瞳だった。
ラシュフェーニカの菫色の瞳は一度として逸らされることなく、テオラーダを見つめる。
「火ノ神国ノ祭音──火ノ神々の御告げを聴かれて、コノ地に参られたと仰いましたね。
貴女が深く求めるモノは、なんですか?」




