前へ目次 次へ 19/136 少女の赴いた先 5 不安にならないか? まだ十六歳、《凛浄》という機関で護られていたのに、 自ら“ラシュフェーニカにとっては危険な”外に飛び出して、怖くないか? 他にもたくさん案じてくれていることをラシュフェーニカは気づいていた。 知っていた。 だからこそ、ラシュフェーニカはそっと、柔らかく目だけ笑んだ。 ツェルヴィーと風蘭がソレを見て驚く。 ラシュフェーニカがより一層大きく羽撃たく。 そして心赴くままに、感じるままに、目的地に向かって飛ぶ。