17/136
少女の赴いた先 3
「一体何処へ…?
何か手掛かりはあるのですか?」
最もな話だった。
今自分の背に乗せている巫女補佐の風蘭と、猫の形をした生きた機械──グラムヴィルのツェルヴィーは、疑問と不安を抱いているのだ。
主──第十八代目 天空ノ巫女──カグヤの居場所の手掛かりは一つも無く…、何も情報が無い中で。
心ひとつ、想いだけで飛び出してきた少女──ラシュフェーニカ。
高い地位をわずか十六という年で持つ少女を、ただのか弱い少女と軽んじているわけではなかった。
ただ賢いだけか?とか、カグヤに気に入られただけなのか?とか、そんなつまらない疑問も抱いているわけでもなかった。




