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《天空ノ塔》へ── 11
…天空ノ海に浮かぶは、大きな一つの大陸と小さな幾つもの大地。
大きな一つの大陸は《問いかけの大地》と呼ばれ、
ソレ以外は小さな岩々や小さな民が住める程の大地、
そして広く広く大きな雲海だけだった。
辺り一面が、雲と天ノ光と空気に覆われた天空ノ海、ソレが私達の世界だった。
コノ先には、一体どこまで雲海が広がるのだろう。
小さな蒼い惑星──ソエユは小さな球体だから、すぐに今居る地点まで進んでも舞い戻ってしまうのかしら?
そんなことを想いながら、テオラーダは深い霧に囲まれた視界の裂きを見つめていた。
厚い雲の中、深い霧の中にコノ小さな大地は在る。
今ココを目指して、“導かれし者”はやってくる。
テオラーダは心が奮えた。




