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迷宮に囚われた男  作者: 火川蓮
第五章

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Quiet talk 騎士たちの反応

※番外編です

ソウヤがゴブリンにゆっくりと近づき、あっけなく倒す。その様子を見ていた騎士たちは、わずかに口元を歪めた。


「やるわね、あの子」


「ああ。だが、残念だ。もう少し躊躇してくれると思ったんだがな」


男は退屈そうに肩をすくめ、女は目を細める。その視線は、戦果よりも“反応”を値踏みしているようだった。


「でも、いじめがいはありそうで嬉しいわね」


囁くような声に、男は小さく喉を鳴らす。

ゴブリンを倒したことで仲間たちが揉める様子を、二人はただ静かに眺めていた。

やがてソウヤを中心に戦闘は終わり、全員が無事に魔物を倒す。


それでも騎士たちは動かない。ただ、必要以上に長い視線を向け続けていた。

その瞳に宿るのは、指導者のものではない。

誰かが揺らぎ、崩れる瞬間を待つ者の光だった。

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