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起動させないしガソタム〜おじいちゃんが地下に残した遺産ーTrue Story~  作者: じょん-ドゥ


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80/87

第80話:宇宙へ飛び出すあるいは維持するテンション

ミサイルをつかんだガソタムは

その上昇を止めなかった。

海まで運んで海上に捨てるとかも考えたが

何かしらの被害が出る可能性があると

おじいちゃん、いやバロが提言したからだ。

 

「レイ様、このまま宇宙空間まで運んで

 そこで破壊しましょう。

 その方が被害が少ないです」

 

「わかった」と返事をし、今現在もなお

宇宙に向かって上昇中

 

「レイ様今現在高度100kmを通過

 空気抵抗がなくなりさらに加速します。

 マッハ21……22……23」

 

ガソタムがさらに加速を続けていく

そろそろGの圧がきついんだけど!?

感覚的には6~7秒でマッハが1ずつ

上がっているように感じるけど、これって本当に

私、死なないよね!?

 

ミサイルをつかめたことと町を守れた安心感から

私も落ち着いてくる。

落ち着いてくると今まで気にも止めなかった疑問が

色々と浮かんでくる。

普通こんな急加速したらものすごいGを受けて

即死するんじゃ…


今までのテンションが下がろうとしたそのとき

バロの警告が入る。

 

「レイ様!

 落ち着くのはまだやめてください。

 そのテンションを維持しなければガソタムの

 出力が低下いたします!」

 

「テンション?なんでテンションが!?」

 

「現在ガソタムはレイ様の精神波に同調して

 今の出力を得ております。

 詳しい説明は後ほどにしますが、いまこの状態が

 解除されたら一瞬でガソタムは

 バラバラに分解してしまうでしょう。

 もちろん、レイ様も即死です」

 

「なんでぇぇぇ!?

 なんて危険な物に乗らせてるのよぉぉぉぉ!!!」

 

「おっ、その調子ですレイ様

 そのテンションを維持しておいてください。

 こちらのディスプレイにレイ様の精神波形を表示します

 この赤いラインより下がらないよう頑張ってください」

 

テンションを維持?

維持ってどうやればいいの?

普段意識してテンションをあげるとか

した事無いんだけど!?

 

「レイ様、精神波が下降しております

 テンションをあげてください」

 

「テンションをあげる…えーっと…

 い、イェーイ!…ヒャッハー!…」

 

「…レイ様、精神波に何の変化もありません、

 真面目にやってください」

 

「真面目にやってるわよぉぉぉ!!!

 テンション上げろって言われても

 急にできるわけないじゃない!!!

 

恥ずかしさのあまり思わず逆ギレをしてしまった。

しかし、意識しテンション(精神波)を上昇させるなんて

普通出来ないのでは!?

 

「レイ様の場合では、そうですね…

 ツッコミをしているときが

 一番テンションが上がってるかと」

 

「ツッコミ!?

 えっ!?、このままずっとツッコミをしてろって事!?

 っていうか、別に私お笑い芸人じゃないんだけど!?

 それよりも、なんでバロに戻っちゃったの!?

 さっきまでおじいちゃんでいたじゃん!!

 もう、おじいちゃんのままでいいじゃない!!」

 

はぁ、はぁ、

どうだ!、ツッコミをしろって言うから

全力でしてあげたわよ!これでどう?

 

「パチパチパチ、

 お見事です。精神波が上昇しました。

 レイ様はツッコミの才能がございますね」

 

「そんな才能、うれしくないからぁぁぁ!!!」

 

とりあえずテンションは維持されたみたいだけど

なんだろ、この虚無感は…

おっと、そんなことを言っていたらまたテンションが

下がってしまう。気を付けないと


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