↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
起動させないしガソタム〜おじいちゃんが地下に残した遺産ーTrue Story~  作者: じょん-ドゥ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
51/59

第51話:ベッドの中での錯綜あるいは湧き上がる怒り

自分の寝室に戻ってから私は

とある考えが頭の中をぐるぐる巡り

ますます目がさえてしまった。

 

あの日…

地下室を…ガソタムを見つけた日…

あの時は空耳だと思っていたが確かにあれは

おじいちゃんの声だった。

 

さらに、バロ…

バロに何回も私の事はうららと呼んでと頼んでも

頑なにレイと呼ぶ…

 

もしかして、バロの中におじいちゃんの精神が…

 

私は居ても立っても居られず、スマホに向かって

バロを呼び出してみる。

いつもはすぐに「はい何か御用でしょうか?」

と言ってくるおせっかい焼きのはずなのに

今はずっと沈黙を保っている。

 

まあ、これは電波が届いていないせいかもしれないけど…

でも…もしバロがおじいちゃんだったら…

死んだと思っていたおじいちゃん…

 

おじいちゃんとの思い出が脳裏に浮かぶ。

が、しかし…

 

地下室でガソタムを見つけてから今日まで…

バロが現れてから巻き込まれた騒動…

あれも…これも…

全部おじいちゃんのせいってことかぁぁぁぁ‼

 

なによ! バロは最初、

マスター権限が無いから「うらら」と呼べないだの

強制的な変身システムはおじいちゃんの設計だからだとか

全部、全部、ぜぇぇぇんぶ~!

おじいちゃんの意思ってことじゃない!

 

あっそうだ!

私の裸とかサキたちの入浴シーンとか

映像に残したデータをおじいちゃんしか見れない

フォルダに格納しますって、

あれもただ単にバロ(おじいちゃん)が見てるってこと?

つまりただの盗撮じゃない!

 

いや、亡くなったおじいちゃんと再び話が出来る。

それは良いよ、私的には大好きだったおじいちゃんが

復活したような感じだから、それはいい、

でもね、おじいちゃんの精神、自意識をバロに

移したのなら最初から言ってくれればいいのに!

 

すでに、昔のおじいちゃんとの楽しかった思い出は

私の脳内の奥底に追いやられ、今は

おじいちゃんに対する怒りがふつふつと沸いてくる。

 

バロ~!スマホで呼び出せないなら

家で直接問い詰めてやる!

首を洗って待ってなさいよ‼

 

どんどん湧き上がるバロへの怒りによって

ますます目がさえてしまい、そしてまた怒る

この無限ループによって私の寝不足は、

ほぼ確定したのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。