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起動させないしガソタム〜おじいちゃんが地下に残した遺産ーTrue Story~  作者: じょん-ドゥ


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44/60

第44話:豪華なクルージングあるいはセレブなバカンス

ボートに揺られる事数分…

クルーザーの近くまでやってきた私達

近くに来たことでより一層大きさが分かる。

大きいと思ったがその長さはガソタムより短い

だいたい15mぐらいかな?

そう思いつつ慎重にボートからクルーザーへ

乗り換える

 

《皆様、アフトデッキへランチのご用意をしました。

 この船は、このまま沖へクルージング走行を

 いたしますので、広大な海を眺めながら

 お食事をお楽しみください》

 

「ちょっとバロ!クルージングって誰が操船するの?

 バロの本体は今、家にあるでしょ?」

 

《はい、レイ様、こちらのクルーザーは遠隔で操船

 できますのでご安心ください》

 

例によって安心できない事を言ってくる…

ついこの間のバロが運転した夜のカーチェイス。

本当に大丈夫なんだろうか?

なんて思ってると船の後ろ、船尾からサキの声が…

 

「すっご~い!、すごい!すごい!

 これ全部食べていいの?食べ放題なの?」

「サキ、うららが来るまで待たなきゃだめよ」

 

何やら豪華な食事が用意されているみたいだ。

サキを待たせるのも申し訳ないので船尾の方へ向かおう。

 

船尾のデッキに移動した私は、こめかみを押さえて

大きなため息をつく。

バロ、いくら何でも豪華すぎるでしょ…

私達どこぞの王族じゃないんだから…

 

デッキに広がる数々の豪華な料理

ビュッフェ形式みたいな感じになっていて

オードブル、肉、魚、とおしゃれな感じに盛り付け

られている。

 

「あっ!うららやっときた~早くたべよ~

 食べ放題だよ~」

 

「はいはい、」

 

用意してしまったものはしょうがない、

サキとチカが喜んでくれるならまあいいか。

 

そうこうしているうちにクルーザーは動き出し

陸が見えない大海原の方向へ走り出す。

船尾のデッキのせいか、海風はそんなに強くない

優しい海風がほほをなでるなか、おいしい料理に

舌鼓を打つ。

こんな贅沢しちゃって…普通の生活に戻れなくなったら

どうするのよ…

 

食事が終わり、お腹いっぱいになり

私は海を眺めながら紅茶を口に含む。

サキは食事のあと

「クルーザーの中を探検だ~」なんていいながら

中に入って行ってしまった。

 

「サキものんびり海を眺めればいいのにね」

 

チカのセリフに私も同意する。

たらふく食べた後は激しく動くのはおっくうだ。

このまま、日光浴をしながらお昼寝するのも

良いかもしれない。

はたから見たら私達の事、セレブなバカンスを

しているように見えるのかな。

 

ふつうの女子高生のはずなんだけど…


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