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起動させないしガソタム〜おじいちゃんが地下に残した遺産ーTrue Story~  作者: じょん-ドゥ


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42/60

第42話:執事の盗撮あるいは重すぎる荷物

冷たい海水、眩しい太陽、友達とはしゃぐ時間

やっぱり夏はこうでなくっちゃ!

三人でひたすら遊んで気が付いたらお昼時になった。

 

「サキ、チカそろそろお昼にしない?

 海の家へ何か買いに行きましょ」

 

「私焼きそば食べる~」

 

「はいはい」

 

まずはお財布を取りに行かないと、

サキ達と一緒に私たちの荷物まで向かう。

すると…

カシャッ!カシャッ!

 

…この音は何?

私達の荷物の方から聞こえてくるのだけど…

荷物に近づくにつれ音は大きくなっていく…

不審に思いながらも

私が敷いたレジャーシートの前まで着て呆れてしまった…

 

「バロ…なにやってるの?…」

 

レジャーシートの上には何やらごつい望遠レンズがついた

一眼レフのカメラ。

いやただのカメラではないみたいだ。

土台の部分にタイヤ?キャタピラがついていて

レンズの部分も上下左右動くようになっているみたいだ。

小刻みに動くそれは、私たちをとらえると

レンズ部分がフォーカスしてカシャッ!と音を立てる。

 

《これはレイ様、レイ様達の思い出を記録して

 差し上げようと思い、家から遠隔で飛ばしました》

 

家から飛ばした?

さっき言っていたミサイルみたいなやつ?

いやそれよりも…

 

「バロ!、何を写したか見せなさい!」

 

《いえ、レイ様、まだ編集がされていない…あっ》

 

カメラを拾い上げ、背部の液晶画面を見る。

結構ずっしりと重いなこれ…

えっと、撮った写真を見るには…こうかな?…出た

 

そこに写っていたものは私達三人の写真…

でも、やたらに胸とかおしりとか強調されるような

構図で撮影されていた。

 

「…バロ、写真を撮るにしてもなんだかエッチくない?」

 

《レイ様の成長過程を記録することは私の最優先事項で

 御座いますので》

 

「ふ~ん、でも私の成長記録なのにサキとチカも

 同じような構図で撮っているよね?」

 

《それは対比データで御座います。

 同年代と比べてレイ様の胸は若干…》

 

「若干なによぉぉ!悪かったわね!小さくて!」

 

全くこの執事はもう!デリカシーってやつが…

もういいや!、無視してさっさとお昼を買いに行こう。

 

《あっレイ様、大変恐縮なのですが…》

 

「なによ!」

 

《お帰りの際は、このカメラを持ち帰っていただいて

 宜しいでしょうか?》

 

「こんな思いカメラ持って帰るの!?

 ここまで飛ばしたなら、帰りも飛ばせばいいじゃない」

 

《カメラの飛行ユニットは使い捨てになっておりまして

 帰りの分は無いのでございます》

 

えっ!?なに?

帰りに普通より重いパラソルと

このずっしりと重いこのカメラ持って帰るの!?

プラス、自分の着替え等の荷物

 

想像するだけでげんなりする。

途中でちから尽きないようにお昼

しっかり食べておかないと…


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