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起動させないしガソタム〜おじいちゃんが地下に残した遺産ーTrue Story~  作者: じょん-ドゥ


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37/60

第37話:待望の夏休みあるいは執事の余計なお世話

この田舎町で起こった騒動…

銀行強盗事件から数日たって今日は終業式

ニュースでは、目下犯人の行方がつかめてないと

報道され、警察の捜査は続いているとの事

 

海に落ちた車は引き上げられ、その中にあった

現金の入ったバッグは回収された。

 

あの事件は私の心に深い傷跡を残した以外は

だいたい丸く収まった。

男の人に対してトラウマが出来ちゃったかも…

 

なんて、終業式での校長先生の話も上の空で

そんなことを考えていた。

HRが終わるとさっそくサキ達が私のもとにやってきて

 

「うらら~夏休み!夏休みだよ~!」

 

うんはしゃぐ気持ちはわかるけどもうちょっと

落ち着こうか…

この勢いだと夏休み中毎日泊まりに来そうだわ…

別にいいけど…

 

「サキ、少しは落ち着きなさい、で、うらら、

 せっかくの夏休みだし、三人で海に行かない?」

 

チカからの魅力的な提案

そうよね、高1の夏休み、遊びまわるのが義務よね?

 

海…海水浴場はこの町から意外と近く、

私の家からでも片道1時間ほどだろうか、

全然日帰りで行ける距離にある。

 

「海!私行く!行きたい~!早く行こ!」

「だからサキ、落ち着いて、

 これから計画を立てるんだから」

「じゃあ、水着!これから水着を買いに行こうよ!」

 

水着…そうね、考えてみたら私、中学の時に使っていた

スク水しか持ってないから、買いに行かないと。

高校生でスク水で海水浴はちょっと恥ずかしいからね。

 

「じゃあサキ、チカ、この後買い物行きましょ。

 その前にお昼どうする?」

 

三人でお昼食べてお買い物

今私、最高に楽しい青春を送っているのでは

ないだろうか?

 

≪ザッ、ザザッ…レイ様お疲れ様で御座います≫

 

「バロ!?、なんで?、なんでバロの声が聞こえるの?」

 

いきなり私の脳内にバロの声が響き渡る

 

「あっ、バロだ~バロこんにちは~」

 

えっ?サキ達にもバロの声が聞こえている!?

確か骨伝導方式で私にしかバロの声って聞こえないんじゃ

まさか、他の人達にも聞こえちゃってる!?

 

《サキ様、チカ様も学校お疲れ様で御座います。 

 レイ様、ご安心ください私の声は御三人様にしか

 聞こえておりませんので》

 

「聞こえてないって、大体学校でどうやって

 話しかけてるのよ!」

 

《はい、レイ様のスマートフォンを改造させて

 頂きました。

 これで、家以外でもレイ様のサポートは万全です》

 

いや、望んでないんだけど…

家ではバロに振り回されてるから、

学校ぐらいではほっといて欲しいのだけど…

うん、家に帰ったらじっくりとバロと話し合おう…

 

「で、なんでこのタイミングで話しかけてきたのよ?」

 

《はい、学校が終わりましたら水着を買いに

  行かれると聞きましたので》

 

「水着を買いに行くのがなによ?」

 

《買いに行く必要は御座いません。

 わたくしの方でご用意がありますので》

 

「…」

 

バロがまた変なことを言ってきた…

私たちの水着が既に準備してある?

なんで?

どういうこと?


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