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起動させないしガソタム〜おじいちゃんが地下に残した遺産ーTrue Story~  作者: じょん-ドゥ


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29/60

第29話:刑期の長さあるいは持ち込まれた制服

ふぅ~、

ご飯を食べて食後のお茶を飲んだら

ちょっとおちついたかも。

 

安室さんにも食事をふるまってあげて

「なんか…すいません…」なんて恐縮しちゃってる。

ちなみに、もう危険はないと判断して拘束はとっくに

解いてあげた。

 

「安室さん、それでこれからどうするんですか?」

 

私の質問に対してすっかり落ち着いてしまった安室さんは

 

「大変ご迷惑をおかけしました…

 冷静になってみると、とんでもないことをしたと…

 皆さんには危害はくわえません。

 ちゃんと自首しようと思います」

 

うーん…すっかり毒が抜けたというか

言葉遣いも変わっちゃって…

しかし、このまま自首して捕まるのはなんだか

後味がわるいな、私もまるっきり無関係じゃないし…

 

「バロ、この人が逮捕された場合、

 どれぐらいの罪になるの?」

 

この人のこれからの人生がどうなるのか、ちょっと

気になったのでバロに聞いてみる。

 

「はい、この男の罪状ですが、銀行強盗、これは

 強盗既遂罪で、5年以上の懲役刑になります。

 さらに、この家に立てこもり、人質を取った分が

 2~3年ほどの刑期になり合わせて

 懲役8年ほどでしょうか」

 

うっ、結構長い、私が原因の一部分…

一部分、ここ大事だからね!

責任があってそれで8年も刑務所に入れられちゃうとか…

なんか、全部丸く収まるいい方法はないかしら…

 

私が答えが出ない問題を延々考えていると

バロがなにやらアームに抱えて服を持って来た。

服って言うか制服?なんで今持ってきたの?

制服を今からクリーニングでもするの?

 

「バロ?なんで私の制服なんて持ってきたの?

 クリーニングなら後回しにして今この問題を

 一緒に考えてよ」

 

制服を含め、私の服は全てバロが洗濯とかをして

くれている。

それに対してはいつも感謝をしてるんだけど、

今はそれどころではない。

この状況を覆す方法を一緒に模索して欲しいんだけど…

 

「いえいえ、レイ様、クリーニングではなく

 八方丸く収まる方法が御座います。

 この制服はそれに使用するのです」

 

?、はて、制服で一体どうやって

この状況を何とかするのか?

私がどう考えても制服と今の現状がまったく繋がらない。

 

バロは制服を持ったまま安室さんの方へ行き

天地がひっくり返るほどの衝撃的な一言を発した。

 

「それでは、犯人さん、この制服を着てください」


「…」


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