ローラは魔王軍幹部だった
「もしかして、あのスマホとかも、魔王領の産物なの?」
「えぇ、そうですわぁ~」
「転生してから、500年以上になりますもの、
大抵のものは、再現しつくしたんですわぁ~」
って……お前が、再現したのかよ……
「ん? 大抵?」
「えぇ、そうですわぁ~」
「トイレットペーパーから、ボールペンまで……ですわぁ~」
そういえばタワマンの……
トイレにも、トイレットペーパーがついてたな。
気にせず使ってたわぁ~
「カレーライスから、味噌ラーメンまで……ですわぁ~」
カレーあるの?
ラーメンあるの?
「機関砲から、偵察衛星まで……ですわぁ~」
うわぁ……。
なんでもアリだな。
怖っ。魔王軍、怖っ……。
「ええと……ちなみに
魔王領から買うことはできる?
カレーとか、ラーメンとか、カレーとか……」
やばい、興奮しすぎて同じことを繰り返してる。
「わたくしが運べる範囲なら、大丈夫ですわぁ~」
「でも、先端技術は売れない決まりなので、
食品や日用品に限りますわぁ~」
カレーは大丈夫なのか。
「ふつうに商団を派遣できないの?」
「無理ですわぁ~」
「何か問題が?」
「魔王領とロドス領……あ、ネコ領でしたわね。
その間にある国が、魔王領と戦争中なんですわぁ~」
ネコ領じゃないし……。
え? というか、お隣と戦争中?
「え?」
「クフィール王国ですわぁ~」
隣国じゃん。
エリナの生まれた国じゃん。
「だから、商団を派遣しても、王国で止められますわぁ~」
「なるほど……」
「わたくしが直接運ぶなら、大丈夫ですわぁ~」
「飛べるから?」
「瞬間移動できるからですわぁ~」
瞬間移動?
「そんなこと、できるの?」
「できますわぁ~」
「それ、できるのはローラだけなの?」
「幹部なら、できますわぁ~」
あれ?
「おまえも幹部なの?」
「もちろんですわぁ~」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「あの……?」
なんか……すごくイヤな気がするんだけど。
「あのぅ……エリナさんが、魔王軍に狙われることはないですよね?」
「クフィール王国に戻らない限り、大丈夫ですわぁ~」
エリナを返さなくて良かったぁ~。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「魔王軍がうちの国に攻めてくることはないよね」
「そちらが攻めてこない限りは、大丈夫ですわぁ~」
「そうか、良かった」
「ただ……」
「ただ?」
「旦那様の領にはぁ、
唯一、魔王様を殺せる存在がいるのですわぁ~」
「え?」
「工作員は、頻繁に来るかもしれませんわぁ~」
「誰がいるんだよ……」
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・・ 次回 毎日 20:00 公開 ・・
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