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【完結済】ウソつき賢者の領地再建  作者: 秋月心文


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36/62

ローラは魔王軍幹部だった

「もしかして、あのスマホとかも、魔王領の産物なの?」

「えぇ、そうですわぁ~」

「転生してから、500年以上になりますもの、

 大抵のものは、再現しつくしたんですわぁ~」

 って……お前が、再現したのかよ……


「ん? 大抵?」

「えぇ、そうですわぁ~」

「トイレットペーパーから、ボールペンまで……ですわぁ~」

 そういえばタワマンの……

 トイレにも、トイレットペーパーがついてたな。

 気にせず使ってたわぁ~


「カレーライスから、味噌ラーメンまで……ですわぁ~」

 カレーあるの?

 ラーメンあるの?


「機関砲から、偵察衛星まで……ですわぁ~」

 うわぁ……。

 なんでもアリだな。

 怖っ。魔王軍、怖っ……。


「ええと……ちなみに

 魔王領から買うことはできる?

 カレーとか、ラーメンとか、カレーとか……」

 やばい、興奮しすぎて同じことを繰り返してる。

「わたくしが運べる範囲なら、大丈夫ですわぁ~」

「でも、先端技術は売れない決まりなので、

 食品や日用品に限りますわぁ~」

 カレーは大丈夫なのか。


「ふつうに商団を派遣できないの?」

「無理ですわぁ~」

「何か問題が?」

「魔王領とロドス領……あ、ネコ領でしたわね。

 その間にある国が、魔王領と戦争中なんですわぁ~」

 ネコ領じゃないし……。

 え? というか、お隣と戦争中?


「え?」

「クフィール王国ですわぁ~」

 隣国じゃん。

 エリナの生まれた国じゃん。


「だから、商団を派遣しても、王国で止められますわぁ~」

「なるほど……」


「わたくしが直接運ぶなら、大丈夫ですわぁ~」

「飛べるから?」

「瞬間移動できるからですわぁ~」

 瞬間移動?


「そんなこと、できるの?」

「できますわぁ~」

「それ、できるのはローラだけなの?」

「幹部なら、できますわぁ~」

 あれ?

「おまえも幹部なの?」

「もちろんですわぁ~」


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


「あの……?」

 なんか……すごくイヤな気がするんだけど。


「あのぅ……エリナさんが、魔王軍に狙われることはないですよね?」

「クフィール王国に戻らない限り、大丈夫ですわぁ~」


 エリナを返さなくて良かったぁ~。


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


「魔王軍がうちの国に攻めてくることはないよね」

「そちらが攻めてこない限りは、大丈夫ですわぁ~」

「そうか、良かった」


「ただ……」

「ただ?」


「旦那様の領にはぁ、

 唯一、魔王様を殺せる存在がいるのですわぁ~」

「え?」

「工作員は、頻繁に来るかもしれませんわぁ~」

「誰がいるんだよ……」

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・・ 次回 毎日 20:00 公開 ・・

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