表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ウソつき賢者の領地再建 ―クスッと笑える!?、勘違い領主コメディ(復讐から始まったはずなのに……)―  作者: 秋月心文


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/53

覚悟してね

「身代金かぁ……無いんだよな」


「ですねぇ」


「もう、強襲するしかないか?」


「執事さんがエリナに防御魔法をかけて……

 俺が強襲するパターンかな……」


「まずは、居場所を探るよ」


 サーチの魔法を領都全体に張ります。

 その中でエリナの情報に近いものは……。


「あぁ、これかな……」


「見つけられましたか?」


「うん!?」


「どうされました?」


 自由に動いてるなと思って……


「え?」


 縛られてはいないようだ。


 どゆこと?


 とりあえず、そこに向かうしかなさそうだ。



 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


「お前ら……誰を連れてきた……」


 盗賊団の団長の顔から血の気が引いた。


「領主館から連れて来ましたよ」


「名前は聞いたのか!?」


 団長は慌てて少女の縄をほどき始めた。


「え? 何してんです、お頭ぁ!」


 盗賊たちは戸惑う。


「失礼いたしました」


 団長は少女に詫びた。


「?」


 少女は首を傾げた。


「なんてこった……」


 団長は、頭を抱え込んだ。



「結局、なんで連れてきたの?」


 少女はたずねる。


「こちらの確認不足でございます」



 団長は考えた。


 逃げるか。


 投降するか?


 ロドス領には、領主直轄の衛兵はいないらしい。



「ふぅん。で、どうするの?」


「あなた様にお仕えいたします」


「いいけど、何人くらいいるの?」


「120人ほどです」


「じゃ、大丈夫。でも……」


「でも?」


「覚悟してね……」


「ファリス、怒ってると思うから……」


「ファリス、とっても強いから……」


「ファリスに怪我をさせたら、許さないから」


「は、はい……」



 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 そこは市場にある店だった。


 隣国クフィール王国の直営店だな。


「ちょっと邪魔するよ」


 ズケズケと従業員区画に入っていく。


「お客さま、困ります」


「ちょっと大人しくしてて……」


 魔法で眠ってもらいました。


「ここか……」

 

 地下に降りる階段を見つけました。


 降りると、エリナが1人立っていて、

 他の連中が土下座してました。


「すいませんでしたぁ~」


「え?」


「この人たち、ファリスに仕えたいんだって」


「え?」


「120人ほど……」


「諜報でも暗殺でも、なんでもするって……」


 エリナさん、なんか怖い単語出しませんでした?


「はぁ……」


「なんでもいいよ。エリナが無事なら……」


「雇うって言っても、お金ないよ」


「いいよ、出すから……」


「じゃ、エリナさん直轄ってことで……」


「いいの?」


「いいよ。俺には雇う金もないし……」


 こうして、誘拐事件は、訳わからないうちに解決した。

--------------------------------------------

・・ 次回 毎日 20:00 公開 ・・

--------------------------------------------

 お読みいただき、ありがとうございます!


 少しでも楽しんでいただけましたら、

 ★や【ブックマーク】で応援していただけると、

 今後の創作活動の励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ