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ウソつき賢者の領地再建 ―クスッと笑える!?、勘違い領主コメディ(復讐から始まったはずなのに……)―  作者: 秋月心文


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なんでいるの?

「学校を作りたいです!」


 俺は今、エリナと執事にプレゼン中です。


「読み書きと計算を教えたいです」


「アテはあるの?」


「ないです」



「それなら……」


 エリナが何か書き始めました。


「こういうのは、どう?」


 なるほど、募集を文字で告知して、

 読める人を先生にしようってのか……


「それでいきましょう」



「あと、お金はたぶん大丈夫」


 まだヒヒイロカネ貯金があるみたいです。



 あっ、待てよ……。


 そういえば、うちにもあったじゃん。


 高額アイテム!!


 よし、これを売って財源にしよう。


「足りなくなったら言って」


 俺は今、とてもハイになってます。


 あてにしてる財源が「灰」なだけに……。


 実際、屋敷で出る灰は結構な収入になりました。



 ◇ ◇ ◇ 数日後 ◇ ◇ ◇


 募集に応じた人たちが集まってきた。


 なぜか全員、他領の出身です。


 うちの領、そんなに識字率悪かったのか?


 それとも、他領が貧しかったのか。


 とりあえず、全員採用しました。


 教科書の作成をお願いしました。


 その間に、職人さんたちには校舎の建設を始めてもらう。



 ◇ ◇ ◇ 数か月後 ◇ ◇ ◇


 領都内に校舎が完成!!

 もちろん、職人さんのおかげです……。


 黒板もチョークも職人さんが作ってくれました。

 ノートや鉛筆まで再現してくれた。


 もはや、あの人たちに作れないものはない気がする。



 ◇ ◇ ◇ 翌日 ◇ ◇ ◇


 代官を通じて村長町長たちに、

 学校に来るよう呼びかけてもらいました。


 うちの領では、町長や村長の識字率が低い。


 いつも伝言でしか伝えられない。

 毎回、伝言ゲームになるのは勘弁してほしい。

 この前も、話の意味が変わって伝わってしまった。


 あぁ、落とし穴……。


 最終的には領民全体の識字率を上げたいのですが、

 まずは、町長、村長から改善しなくては……。


 ◇ ◇ ◇ 2週間後 ◇ ◇ ◇


 やっと学校が開校できることになりました。


 生徒(村長たち)の顔ぶれを見ます。


 ん……違う人が混じってるような?


 ララソ領の領主ドドソソ・ララソ?


「なんでいるの?」


「字が読めんから……」


 いや、領主が字を読めないのかよ。

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・・ 次回 毎日 20:00 公開 ・・

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