表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ウソつき賢者の領地再建 ―クスッと笑える!?、勘違い領主コメディ(復讐から始まったはずなのに……)―  作者: 秋月心文


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/27

そこからかぁ……

 水道の整備が急務だ。


 今は川から飲み水をくみ、汚水もそこへ流している。


 下流へ行けば、きれいな水など望めない。


 上流から水を引いて浄化し、各地へ配る上水道。

 使い終えた水を下流へ流す下水道。


 必要なのはわかる。


 だが、労働力がない。


 いや、それ以前に技術力もない。


 そもそも、どうやって作るんだ?


 さて、どうしたものか。


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


 幸い、身近に詳しそうな人たちがいる。


 職人たちに相談してみることにした。


「労働力ですか?」


「いいですよ。協力します」


「もちろん、お金はいただきますけど」


「エリナ、また借りてもいい?」


「うん」


 最近、借りてばかりだ。


 たぶん、こういうのをヒモって言うんだろうな。



 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


 こうして俺は職人たちと、どんな水道を作るべきか話し合った。


 俺も思い出せる限りの前生の知識を出した。




 まずは領都から、共同水汲み場を作る。


 将来的には各村にも広げていく。



 ここからの排水と公衆トイレの排水を、下水として……


 ……ん?


 いや、ちょっと待て。


 この世界のトイレ、水洗じゃない。


 そこからかぁ……。



 しばらく考え込んだ。


 ダメだ。


 俺は思考停止した。


 ん、まぁいい。トイレは後回しだ。


 ◇ ◇ ◇ 1か月後 ◇ ◇ ◇


 取水場ができたというので、視察に向かうことにした。


 俺とエリナで馬のところへ向かう。


 すると――


 おぉぅ!?


 いつの間にか厩舎ができていた。


 馬まで増えている。


 誰が買ったんだ?


 最近はエリナとの遠出も増えた。

 エリナ用に抱っこひもも買った。


 これなら落ちる心配もない。


 安心だ。


 ともあれ、取水場へ向かう。



 ◇ ◇ ◇ 取水場 ◇ ◇ ◇


 取水場兼浄水場は、想像以上の出来栄えだった。


「領主様、この砂の層でろ過してるんですよ」


「へぇ」


「たぶん大丈夫っす」


「たぶん!?」


 ここから各町や村へ水道を延ばし、共同水汲み場を作っていく予定だ。

 


 ◇ ◇ ◇ 数か月後 ◇ ◇ ◇


 最初に着工した領都の共同水汲み場は、順調に完成へ向かっていた。


 そんな時だった。


 一番下流の町で疫病が発生した。


 症状は激しい下痢や嘔吐。


 咳はなし。


 嫌な予感しかしなかった。

--------------------------------------------

・・ 次回 毎日 20:00 公開 ・・

--------------------------------------------


 お読みいただき、ありがとうございます!


 少しでも続きが気になったら、

【ブックマーク】や【ポイント】で、

 応援いただけるとうれしいです。


 今後の執筆の励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ