↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したらみんなが恋人いる謎の世界だった。どうして私だけいないの。  作者: まやまや
謎の世界

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

69/164

69話 大学での実習授業

大学病院で、実習を兼ねた研修授業が行われた。


主人公がこれほど大きな病院を訪れるのは、この世界では初めてだった。


しかし、病院の中を見学しているうちに、ある不思議なことに気づいた。


前世の大学病院には大勢の入院患者がおり、病棟だけでも広大な面積が必要だった。ところが、この病院は診察室や検査室ばかりで、入院用のベッドが驚くほど少なかった。


この世界では通院治療が中心で、手術を受けた患者でさえ、数日で退院することが多いらしい。


それだけではない。


広い院内を歩いても、車いすを利用している人や、目に見える障害のある人をまったく見かけなかった。杖をついた高齢者や、長期間の介助が必要そうな患者の姿もない。


病院の職員や学生たちは、それを不思議に思っていないようだった。


「病気は早期に発見し、重症化する前に治療する。それが、この国の医療の基本です」


担当医は当然のように説明した。


確かに、国民には定期的な健康診断が義務づけられている。病気を早く見つけられるのなら、入院患者が少ないことにも納得できる。


それでも主人公は、胸の奥に小さな違和感を覚えていた。


どれほど医療が発達していても、事故に遭う人や、生まれつき障害のある人まで、完全にいなくなるものなのだろうか。


主人公は周囲に気づかれないよう、静かに病院の廊下を見回した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。