↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したらみんなが恋人いる謎の世界だった。どうして私だけいないの。  作者: まやまや
転生した世界。皆が豊かで平和すぎる世の中だったのに私だけ彼氏がいない。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

54/164

54話 特別な日に向けてのショッピング

彼から「国家試験に合格したよ!」と連絡があった。


そのことをお母さんに話すと、お母さんは両手をたたいて大喜び。


「よかったね! これはお祝いしなきゃ!」


そう言うと、お母さんはすぐに立ち上がった。


「今日は買い物よ! 特別な日に向けて、新しい服を選びに行くわ!」


「特別な日?」


「いいから、いいから!」


勢いに押されるまま、二人でショッピングモールへ。


店員さんが次々とワンピースを持ってきてくれる。


「こちらはいかがですか?」


「えっ、これ可愛い!」


「こっちも似合いそうね!」


試着を何着も繰り返した末、少し背伸びをした大人っぽい大胆な上品なワンピースと、新しい下着を選ぶことになった。


タブレットで会計の合計が表示された。


店員さんが笑顔で金額を伝えた瞬間、お母さんの笑顔が一瞬だけ固まる。


「……。」


「お、お母さん?」


「……いいの。今日は特別だから。」


そう言って笑顔を作るものの、会計金額を見つめる目はどこか遠くを見ていた。


家へ帰る途中、気になって聞いてみた。


「ねえ、お母さん。」


「なあに?」


「さっきから言ってる『特別な日』って、何の日なの?」


お母さんは満面の笑み。


「ふふふ、その日になったら分かるわ。」


「またそれ!」


「楽しみにしてて。」


「だから何を!?」


「秘密♪」


「秘密でこんな高い買い物する人いる!?」


「いるわよ。」


「目の前にいた!」


お母さんは上機嫌で鼻歌を歌いながら歩いていく。


主人公は大きな紙袋を抱えながら首をかしげる。


「特別な日って……誕生日でもないし、クリスマスでもないし……何なんだろう?」


その問いに答える人は誰もいなかった。


ただ、お母さんだけが意味ありげにニコニコしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。