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転生したらみんなが恋人いる謎の世界だった。どうして私だけいないの。  作者: まやまや
この世界を救うために

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158/164

158話 ボスとの最後の決戦

ボスは涙を流しながら、残されたすべての力を両手に集めた。


「お前さえ……お前さえいなければ、私たちはこの星で生きられたんだ!もう故郷なんてないんだ」


その叫びとともに、まばゆい光の奔流が放たれる。


主人公はすでに全身に重傷を負っていた。足は動かず、逃げることもできない。防御するだけの力も残されていなかった。


それでも、主人公は震える手で武器を構えた。


逃げられないのなら、必殺技で正面から迎え撃つしかない。


「これで……終わりだ!」


主人公もまた、残されたすべての力を解き放った。


二つの巨大な光が正面からぶつかり、激しい爆発が周囲をのみ込んだ。大地が砕け、空が白く染まり、すべての音が消えていく。


やがて光が収まると、ボスはその場に倒れていた。


主人公もまた、立っていることができず、ゆっくりと地面に崩れ落ちた。


相打ちだった。


もう指一本動かすことができない。視界は暗くなり、遠くで人々の歓声が聞こえたような気がした。


主人公はわずかに笑った。


宇宙人の侵略は終わった。


人類を守ることができたのだ。


「次に……転生するときは……」


かすれる声で、主人公はつぶやいた。


食料にされることもなく、誰も殺される必要のない世界。


誰もが安心して眠り、大切な人と笑って暮らせる世界。


「今度こそ……いい世界だと、いいな……」


その願いを最後に、主人公は静かに目を閉じた。


こうして、宇宙人から人類を守った一人の戦士は、誰にも見守られることなく息を引き取った。

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