↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
67/74

過去編の不具合 side:M

ミライ視点です。

小さい頃からゲームが大好きだった。

お小遣いは全部ゲームにつぎ込んでいた。

だから、小さいけれど、自社でゲーム開発をしている会社に入れてとても嬉しかった。


けれど、想像以上に過酷な世界で。

辞めたいと何度も思ったけれど、作っているゲームがリリースされるたびに、ネットで「楽しかった。」の書き込みを見かけるたびに、その気持ちは消えていた。

「ウェヌスと共」は特に特に思い入れのあるゲーム。

最期に携わっていたこのゲームは、ライターでもない私が一部シナリオ書くこともあった。

文章が外注の作家より劣るのは仕方ないから、せめて私だけでもキャラの性格をしっかり把握して、そのキャラが好きな人にとって解釈がズレないようにとか、辻褄が合うように努力した。

もうこの頃の私は、ほぼ家に帰ることもなく、ずっと画面と向き合っていた。


「無理するな、休め。」


そう言われたけど、無理してるつもりはなくて、早く私が書いたシナリオを世にリリースしたかった。


次に気が付いた時、私はこの身体で、この世界に存在していた。

あーあ、めっちゃ怒ってるんだろうな、アイツ。



自分の携わったゲームの主人公と同じ名前。同じ見た目。

気が狂ったのかと思った。

けど、全然夢から覚める気配もなくて。


もう開き直って、私はこの世界を楽しむことにした。幸い、ステータスはいじれるので、正直チートな人生。でも、()()()()()の相手の好感度パラメーターなんてものはないから、妬まれないようにはしてきたつもり。

文字の読み書きが出来るようになってからは、すぐに過去の話を調べるようになった。

魔物によって酷い被害を受けたコルソン家のことが出ていた。


平民の主人公(わたし)は入学まで、攻略対象たちと会うことがない。だって、住む世界が違う。

だから、攻略対象が存在しているか正直半信半疑だったけど、コルソン家がいて、アラベラが生き残っていることだけは分かった。

多分ゲームルートのままなんだろう。


ゲーム内のキャラは好きだけど、自分にとってはみんな我が子みたいなものだ。

このままゲームルートを進んで誰かと恋して……というのは想像しただけで笑ってしまう。


それよりも、そんな我が子のように思っているキャラの一人、いえ、みんなを救いたい。

入学(ゲームスタート)してからの行動は、決まっていた。


本来だったら、私は過去の入学式前に飛ぶはずだったのに、何故か夏季休暇中に飛んでしまった。

何かのフラグをtrueにする(立てる)の忘れてたのかな……。


入学式の日に裏庭でブルーノに一目ぼれをされて、生徒会入り。

双子の兄の勧めでアラベラも入り、そこで仲良くなる。


夏季休暇中、魔物がコルソン領地に現れるが、ミライの魔法の力でどうにか防ぐ。

その辺りでウィリアムとアラベラがくっつくんだけど……、幸い魔物はまだ強くないみたいだし、ブルーノのフラグはアラベラが立ててしまったみたい。


うーん、大分ゲームとルートが変わってるし、どうなるかが私も少し読めなくなってきた。

はあ、それにしてもブルーノのフラグを立ててしまったのは少し面倒かも。

ウィリアムとのラブラブぶりを見せつけられて、諦めてくれないかなぁ……。


とりあえず、まずは二人のキスからね。

見たい……けど流石に見せてくれないよねぇ……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。