新しい仲間
生徒会室に共に歩いていくリタ様は、まるで絞首台へと進むかのような表情でした……。
部屋に入るとブルーノ王子は勿論、兄様たち、そして会長と副会長、他先輩がたもいらした。
示し合わせたかのように、役員ほとんどのメンバーがいたので、隣でリタ様が気絶しかけていた。
急いで生徒会役員への推薦と紹介をして、リタ様にも挨拶をしていただいた。
本来、誰にでも開かれている生徒会役員だったので、ブルーノ様目当てではない感じが分かると、すぐに歓迎された。
これには私もホッとした。
「「おお、妹に遂に女の子のご友人が。」」
「ひゃあ?!」
「兄様!怖がらせないで!」
兄様たちは楽しそうにリタ様を眺める。
リタ様は蛇に睨まれたカエルのようになっていた。ああ兄様たち早く解放して……。
「アラベラ嬢。新しい仲間を連れてきてくれて、感謝する。」
ハラハラしながら3人の様子を見ていると、
側に来て会長が仏頂面のまま私にお礼を言う。
うん、怒っているわけではないのよね。
最初はこの表情にビクビクしていたが、表情が少ないだけのようで。それも失礼な表現だけれども。
「いえ、私も女子ひとりで少し心細かったものですので……。」
「モテる女子も大変だな。」
その仏頂面がニヤリと笑うのでかなり驚いた。
二つ上なのに、大人の余裕たっぷりって感じよね……。17、18歳にはあまり見えな……うん、大人っぽいわよね……。
ああ、そう、リタ様をいい加減兄様たちから解放しなくっちゃ。
兄様たちのせいで「生徒会嫌です……。」とか言われたらたまったもんじゃないもの……。




