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安心感
次に私がいた場所は……保健室のベッドの上だった。
私……なんで、ここに……?
誰が、運んでくれたのかな……
「起きた?」
優しい声。
その声の主は……
「松下……先輩?」
先輩だぁ……
優しい笑顔を見て、ほっとする。
でも、それと同時に、自分がされたことを思い出した。
「……っ!」
震える身体。
私、いちばん近くにいた……幼なじみに……!
すると、松下先輩が私のことをぎゅっと抱きしめてくれた。
「……怖かったな。気づいてあげられなくてごめんな。もう……大丈夫だからな」
いちばん、優しい声。
私は、糸が切れたように大声で泣いた。
松下先輩は、そんな私をずっと優しく撫でてくれていた。
先輩……先輩。
好きです……




