12/20
助ける
裕太side
俺は、莉菜の友達に聞いた時、誰も行方を知らないと言われた。
でも……最有力の情報を見つけた。
「追川拓」。
莉菜の幼馴染み。
莉菜の友達が言うには、ずっと莉菜に片想いしているらしい。
そして、その追川拓も……行方不明らしい。
俺はそれを聞いたとたん、莉菜を探し出した。
莉菜のお母さんやお父さん、兄弟も莉菜の行方を知らないらしく、俺は学校中を探し回った。
理科室、音楽室、視聴覚室……
至るところを探しても見当たらず、最後は体育準備室。
ドアノブに手をかけるが、鍵がかかってて空かない。
……⁉
まさか……
「助けてー……っ!助けて!誰かー……っ!」
莉菜の可愛い声。
いてもたってもいられず、俺はドアを壊す勢いでこじ開けた。
「莉菜ー……っ!」




