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この世界は好きですか?  作者: ふう♪
第7章アストレイン家の異変
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第59話 新たな仲間

お久しぶりです。今回のお話でセミが登場しましたが決してふざけておりません。割と真面目です。




「……いてて」


 頭を押さえながら目を開けるとそこには一匹のキツネがいた。


 全身真っ白な体毛に覆われており、目は宝石のような青眼(ブルーアイ)。そして大きな尻尾がゆっさゆさと左右に揺れている。

 やべぇ……めっちゃモフモフしたい。手触り良さそう。


「えと……ごめんなさい」


 丁寧にぺこりと頭を下げるキツネの魔物。てかこの子もすぐに喋れるのか。


「いや……こっちこそすまん。それより大丈夫だったか?」


「はい、少し痛いけど大丈夫です。えと……」


「あぁ、俺のことは名前なりそこにいるアーリー達みたいに主って呼んでくれていいぞ」


「っ、では主様と呼ばせていたいただいてもよろしいですか?」

「あぁ。宜しくな……えと、名前か」

「主様。私には名前がありません。なんなりと呼んでください」


 キツネにそう言われ、俺は考える。うーん……


「……じゃあ、シロっていうのはどうだ?」


 するとキツネは自分の身体を見て納得したかのように白い尻尾をフリフリした。


「はい。私にピッタリ名前だと思います」

「じゃあシロ。これから宜しくな」

「はいこれからよろしくお願いします主様」


 その後、俺はしばらくの間シロを常に召喚したままの状態にさせることにした。

 理由としてはいくつかある。まず、側にいても問題ないということだ。街でも猫や犬などのペット、獣人族がいることから獣の仲間であるシロなら常に召喚したままでも特に変な目で見られない。


 更に全員の召喚を試した結果、アーリーの次に魔力のコストが軽かったというのも決め手のひとつだ。コストは全体の10分の1ほどでこれなら自然回復の魔力量でも賄うことが出来るため、常に召喚した状態を保つことが出来る。あとは個人的な理由として可愛いのとモフモフが出来ることだ。おっと思わずにやけてしまったぜ。


 あと、シロ達は召喚出来るカードの中でカードの中にいる魔物達とも念話を通して会話が出来るのですぐそばにシロがいれば何かあった時すぐに話を通すことが出来る。これはかなり便利だ。


 




「お疲れ様です主様」


 シロが労いの言葉をかける。それに対し俺はシロの尻尾に手を伸ばす。おぉ……もっふもふで気持ちいい……


「ひゃっ!? あ、主様ぁ……」


「ごめんごめん、癒されたくてつい……」


 俺はすぐにシロの尻尾から手を離す。


 先程までの騒ぎはない。


 アーリー達は全員カードの中へ戻しているため、俺とシロの2人だけだ。


「えと、主様。明日は先ほど申された第三の試練を果たすためにナインド帝国へ向かうということでよろしいですか?」


「あぁ、そのつもりだ」


 第三の試練さえ終われば俺は約束通り、スティヴィア様の力で元の世界に戻れる。リーチがかかった今、ゆっくりしてはいられない。


 すると、シロは少し悲しそうな表情をした。


「……では、主様が試練を終えたら元の世界に戻るということですよね。そしたらもう私達と会えない、ということですか?」

「っ! それは……正直まだどうするかすら悩んでるところだ」


「そうですか……ふぇっ?」


 シロが驚いた声を出す。俺がシロを抱きしめたからだ。


「けど……俺はできることならシロや他のみんなも俺の世界に連れていきたいと思ってる」

「っ! ほんとですか……?」


 尻尾がピンと立つ。分かりやすいな。


「あぁ、シロ達さえよければだけど……「行きます!」早っ!?」


 


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