第23話 ダンジョン3
「ようこそ、我がダンジョンへ」
!!
そいつが喋ったことに驚く。喋れるという事は、知能があるという事。
「お前は一体……」
鑑定を使う。
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種族:低位k魔 #別:# 年齢:11#2 レ#ベル:####
スa@タス
力: ####
魔力: ####
防御: ####
魔防御: ####
敏捷: ####
器用: ####
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何だこのステータス!?
まるでバグのように、色んな表記が可笑しくなっている。
「ん?今……この世界の者が使うといわれる鑑定を使いましたね?私は魔界の者なのでここの世界法則は適用されませんよ」
「ーー魔界?」
そうかこいつが……あの女神の言っていた悪魔か。見た目のせいか怖いけど、種族に低位ってあるし大して強くはない筈。むしろ、かなり弱いだろう。
自分に言い聞かせる事によって俺は恐怖を和らげる。
「さて、貴方たちに質問ですが……獣人の街、エドル街を襲撃したドラゴンを倒したのは貴方で合っていますか?」
ドラゴン……あいつか?
「多分合ってる」
「はは、そうですか。ならばよかった。あれは火を吹くだけのトカゲとはいえ、この世界の者からすれば力の象徴、敵わない存在。そんなドラゴンを倒せる存在なんて、神の手先以外にあり得ない。欲を言えば神本体を釣りたかったのですが……使徒を消せるのも結果としては悪くない」
何、俺を消す?しかも神の使徒?これは大体で分かるが、他はよく分からんな。どうせ戦うんだろうし……事が終わったら聞くとしよう。
「なら、やるのか?」
「えぇ、ルシファー様の悲願達成のためには必要なことですから。猫2匹、そしてこの世界ではあり得ないような強さ。
驚きはしましたが……その程度の力では名無しである私にすら届かない」
シュ
悪魔の姿がぶれると、一気に距離を詰めてくる。恐ろしい速さに一瞬対応が遅れた。
「jqjwtd……2匹まとめて消してあげましょう!」
バシュ!
手から黒い球がゼロ距離で2つ放たれる。危険を感じた俺は咄嗟に飛び退くが、体が少し動きにくくなっていた。それでも猫の柔軟性を利用して体をひねり、何とか球を避ける事に成功する。
「チッ、黒魔術の効き目が悪いですね。何か耐性持ってます?」
「黒魔術?」
疑問に感じていると追撃。今度は手に黒い刃を出し、それで斬りつけてきた。
「うぉっ危ね!」
体術スキルを持ってる俺は受け流しとして手を使うが、流せてる筈なのに手がビリビリと痺れる。
「ニャ!」
「おや」
そのように防戦一方で困っていると、ルイが隙をついて悪魔を凍らせた。
「ナイス!俺ばかり狙ってるからそうなるんだよ馬鹿が!」
「主、口悪いニャ」
「ごめん……」
これで形成逆転だ。スキル獅子奮迅の効果で体の動きがさっきより格段に良い。(全ステータスが1レベルごとに10%上昇。最大100%)レベルはMAXにしてあるから全能力は2倍……確認のためステータスを開く。
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名前:猫目瑠衣 性別:オス レベル:672 種属:勇士猫
ステータス
力:360,000(×2)
魔力:330,000(×2)
防御:340,000(×2)
魔防御:180,000(×2)
敏捷:390,000(×2)
器用:180,000(×2)
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やはり獅子奮迅は発動されていたようで単純に強さが2倍……俺は負ける気がしないぐらいには強くなっていた。
とはいっても油断はしない。
奴が凍ってる間に全力の攻撃をたたみ込むため、俺はベクトル変化、身体強化を発動させる。
「これで仕留める!」
バッ
準備ができたら、練習してた猫パンチを氷漬けの悪魔目掛けて放った。
バキィ!
「tj"'tjdht!」
しかし殴る寸前に氷が破られると……急に闇の盾が現れ自慢の猫パンチが防がれてしまう。だが、パンチの衝撃だけは相手に伝わった。
「くっ、少し通ってしまいましたね」
「硬いーー」
かなり良い攻撃だと思っていたが、あまり効いてる様子はない。防ぎきれずに傷がついた部分はすぐに再生され、今や元通りになっている。全力の攻撃でこれ……ハッキリ言って絶望的だ。
ーーだけどまだ勝機はある!!
「これなら!」
状況を打開する為、俺は賭けに出た。
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