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第21話 ダンジョン1



 淡い光が俺を襲う。目を開けると、丁度いいことに朝だった。目を擦りながらちゃっかり布団の中にいるルイを見て、頭を撫でる。


「あぁ……だるい」


 ルイも寝てることだし、もっかい寝るか。


………


 起きた。だが、時間はあまり経ってなさそうだ。


「よし、もういっちょ寝るか」


………



「いた、何だ……」


 目を開けると、ルイが俺の顔に猫パンチをしていた。肉球のヒンヤリとした感触が地味に気持ちいい。


「もう朝、起きてニャ!」


 そうだな……3度寝したし、起きるとしよう!


ガバッ!


 俺はオフトゥンを蹴り飛ばし、立ち上がる。当然ルイも飛んでいく。それに怒ったのか俺は後頭部にキックをくらいベッドの角に顔面をぶつけた。


ドガン!


「ッ!酷いことをする……」


 これがもし人間の頃だったら即死だっただろう。だが、今の俺のフィジカルはもはや爆弾を受けても無傷で済むんじゃないかってぐらいの強さだから全く問題はない。


『お久しぶりですね』


 と、じゃれていたらあの声が聞こえてくる。


 げ……来やがったか。


『げ、って何ですか。私泣いちゃいますよ?」


 おう鳴け鳴け、ピィピィ《さえず》ってろ。で、何の用だ?


『ーーはい、貴方にはダンジョンを攻略して欲しい。ダンジョンとは神を封印する為に悪魔が作ったものですから』


 なる程。それで場所は?


『そんぐらい自分で調べろアホが』


 は?


『冗談です。貴方にはこのスキルを上げましょう』


ピロン♪

スキル:ダンジョン感知

説明:全てのダンジョンの場所を把握できる。千里眼からの特殊派生スキルで大量の魔力が必要。


『これで困らないでしょ?じゃあ、次また見にくるから。その時までにクリアしてなかったらペナルティ付与しますね』


 声が消える。帰ったのだろう。


 あいつ、もはや本性を隠さなくなってきな…… 。いや、そんなのは最初からか。


「主、行くのニャ?」

「面倒くさいけどね。俺は嫌なものは早く終わらせる派なんだ」


 という事でダンジョン感知!


 お、おぉ……何か頭の中にドラ○ンレーダーみたいなのが出てきたんだけど。多分この矢印の方向にダンジョンがあるんだろうな。


「よし、さっさと行って終わらせよう」

「念のために沢山のご飯入れたし、こっちは準備万端ニャ」



「ルイ、昨日は買い溜めしていたのか。助かった……お陰で準備の手間が省けたぞ」


 やばい、ルイが俺よりも有能だ。恐らくは先のことを考え、事前に行動したのだろう。視野の狭い俺には到底真似できそうにない。


「にゃふ、その他にも地図も買っといたニャ」


 手渡される大きな紙。見れば国の名前、大陸、などといった情報が載っている。何て有能なんだろう。俺は困惑しながらも、自身の無能さをヒシヒシと感じた。


 ーーーこれは頑張らなくては。でないと、俺の存在価値が…… 。


 今回のダンジョンでは頑張って活躍しようと、強く心に決める。



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