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他の七つの大罪について聞く話

 魔王とアイネが初めて出会った間。スフェーンの炎が現れると二人が出現する。


「やりましたね!!あの天使達の死で、天使達には魔王様の恐ろしさが知れ渡る筈です!!人間達には……これからゆっくりと伝えて行きましょう!!大きな町とかで天使から救えば楽ですけど……他の七つの大罪や大悪魔が居たりで中々機会が……」


「そういえば魔王とは言っても……配下はアイネだけなのか?」


「だっ……!?だけって言いました!?アイネだけじゃ不満ですか!?右眼も献上したのに……」


「俺の左眼が対価に奪われてるんだが……?」


「……配下はアイネ一人です!!!!!」


 勢いで誤魔化そうとしてやがる。


「そもそもなんですけど、アイネが勝手に一人で禁術で転生させちゃったので他の悪魔達は誰一人知らないんですよね。歴代の魔王達は転生ではなくこの世界で生まれたので」


「成る程……ん?アイネは俺が転生者だって知ってるのか……?」


「はい!!もっちろん!!驚きましたか!?いえーい!!ぴーすぴーす!!禁術で異世界を見て魔王様のお風……お家を覗いたら顔も身体も好みだったので……♡」


 ……何も言うまい。


「転生の条件としては死んで貰わないといけないんですけど、待ち切れなくて呪いの禁術を試してたら、魔王様の世界には此方の世界の呪いは強過ぎちゃったみたいで〜、魔王様の世界、隕石突っ込んで無くなっちゃったんですよね☆」


 舌を出してお茶目にして見せてもやってる事がえげつない……善の存在とはいえ悪魔は悪魔だった。


「…………」


「だから魔王様は戻る世界も家族も元の身体も何も無いんです。……魔王様にあるのはアイネと、アイネとの愛だけ……魔王様はこれからアイネと二人きりで――」


「よし、他の七つの大罪を探そう」


「魔王様!?!?浮気したら右眼潰しますよ!?!?」


「……治癒するから問題ない」


「しょっく……」


「冗談は置いといて」


「冗談!?」


「戦力は多いに越した事はない。天使達が攻めてきた時に二人じゃ限界があるだろ」


「むぅ……とか言ってハーレム狙ってますよね?記憶は消……無いみたいですけど生前ハーレムものの異世界転生の漫画読み漁ってましたもんね……?」


「……薄っすら覚えているような気もするが、別にハーレムなんか作ろうとはしていない。二人だと限界が来る。それに他の大悪魔達が各個撃破されるような事態も避けたい」


 アイネに慣れてきたのか記憶を消した張本人っぽいのは聞かなかった事にした。異世界転生して僅か数時間で完全にこの世界に染まっていた。


「……そういや俺の名前は――」


「魔王様!!です!!魔王様の名前はアイネだけが知っていれば良いので!!」


「あー……うん。それで、他の七つの大罪か大悪魔の居場所は知ってるのか?」


「……アイネは知らないです!!知ってても教えないです!!」


 ぷいっと顔を背けると扉の方へ駆けていく。


「魔王様のばーか!!」


 ベーっと舌を出すと行ってしまった。


「……炎で此処には何時でも戻ってこれる、か。少しこの世界を見て回るか」


 本格的に異世界での生活が今始まる。

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 魔王様の髪色と肌の色。

 アイネが転生前の魔王様を初めて観測し惹かれた際、黒髪で日焼けをしていた為、髪色をお揃いにするのは諦め肌の色は日焼けしたかのような褐色肌に。

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