第8話 夏の思い出
文化祭後日
貴之は入院している。
念のためにちょっとした検査をするのだ。
他の生徒たちは休業日とゆうことで学校にはいない。
悠助と亮は近くの公園で遊ぶ事にした。
その公園はマンションとマンションに挟まれている。
「なぁ、悠助」
「なんだ〜?」
悠助は木の上でだらだらしながら答えた。
「夏休みの花火楽しかったよなぁ」
「そだな〜」
夏休みに悠助、秋、亮、恵美、広貴、早緒の
6人で近くの川で花火をしたのだ。
「来年もしたいなぁ」
「そだなぁ〜楽しかったもんな」
あの時、悠助と秋には計画があった。
-花火1週間前-
「ねぇ、悠助。ちょっと相談あんだけど」
「なんだよ、秋。相談って」
「早緒に好きな人がいるの。」
「まじで、誰だよ。」
「広貴」
「今度は広貴か」
なぜ「今度は」と言ったかと言うと。
前から何人ものことを好きになっている。
しかしながら、いつも成功しない。
その対象に悠助もなった事がある。
「でさぁ、みんなで花火しない?それで、二人をくっつけちゃおうよ」
「お、いいなぁそれ。来週とかどうだ?」
「いいじゃんそれで、亮と恵美も誘おう。できちゃってるのも入れといたほうが」
「そうだな、じゃ、亮には俺が言っとくから恵美は頼んだ」
「了解!」
こうして悠助、秋、亮、恵美、広貴、早緒というメンバーが決まった。
広貴と早緒をくっつけるという裏目的つきで。
もちろん、悠助と秋以外は知らない。
-花火当日-
「作戦成功させるわよ」
「おう」
こうして二人は集合場所へと向かった。
そこにはすでに亮、広貴、恵美が居た。
早緒はまだ来ていないようだ。
花火はそれぞれが買ってきておくということになっている。
「ごめん、遅くなった。」
「早緒やっと来た〜」
「ごめんごめん」
「じゃ、花火始めよう」
花火は色とりどりでとてもきれいであった。
いつの間にか、悠助・秋、亮・恵美、広貴・早緒に分かれた。
もちろん、二人の作戦である。
亮と恵美は勝手に引っ付くだろうと思っていた。
ならば、自分たちが引っ付いとけば自動的に二人しか居なくなる。
二人の作戦は見事に成功したのだ。
「林君、火ちょうだい」
「広貴でいいよ、はい」
「ありがとう、広貴君」
「堤さんは、花火好き?自分でやるのじゃなくて、見るほう」
「まぁまぁかな。」
二人は何気ない会話を続けた。
そして、手持ち花火がなくなりロケット花火をする事にした。
「火つけるぞ」
悠助が火をつけたとき、地面にさしていたロケット花火が倒れた。
「あっぶね、離れろ。向こうに飛ぶぞ」
音を出してロケット花火をみんなが居る場所とは反対に飛び出したが、
次の瞬間花火は何かにぶつかり向きを変え悠助の方に飛んできた。
「うお、あぶね〜」
悠助は間一髪よける事ができた。
「アハハハ、悠助何やってんだよ」
「そうよ、なにやってんの」
その場が笑いで包まれた。
その後、また二人ずつになり、残しておいた線香花火をした。
「写真撮ろうよ」
そして、記念撮影をして花火は終了となった。
さっきまでの二人組で帰ることになった。
帰る方向がちょうど二人ずつおなじだったから。
「あの時の悠助最高だよ。」
「こっちは最悪だよ、でもまぁあれを除けば楽しかった」
「来年もしよう」
「そうだな」
二人はまた花火をしようと決めた。
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