第11話 再び
-数日後-
秋は学校にやってきた。
みんなは本当の理由をしらないままだ。
悠助だけが知っている。
そして、亮は恵美と別れてしまったらしい。
そのことはたちまちクラスに広まった。
クラスのベストカップルが別れたのだから
すぐに広まるのも無理がなかった。
やはり、喧嘩の言い合いの結果
別れという答えに行き着いたようだ。
恵美は冗談と主張したが、亮はもう聞かなかった。
「亮君と恵美別れちゃったね。あの話冗談というか
友達として貴之のことが好きって言っただけなんだよ。
でも、亮君が中途半端に聞いててややこしくなって。」
「そうだったんだ。どうなんのかな、また戻るかな?」
「分からないよ」
亮と恵美は一度別れた事があった。
しかし、お互いの好きという気持ちは消えなかった。
そして、別れた2週間後に元に戻ったのだ。
今回そうなると誰もが思ったのだ。
だが、そうなりそうもなかった。
なぜなら、亮が別れてから3週間後
咲子と付き合い始めてしまったから。
恵美の亮への気持ちはやはり消えていなかった。
亮にはそんな気持ちはもうないのだろうか。
月日は流れ2学期もあと1ヶ月の12月。
亮が今付き合ってるのは恵美。
いろいろな事があり咲子と別れた。
亮もまた恵美への気持ちは消えていなかった。
そして二人は元の関係に戻った。
「ねぇ、亮君ってさ咲子に二股かけられてたんでしょ」
「マジかよ!」
「野上さんてそんな事するんだ。」
「そりゃ別れるよね。」
「そうだな」
秋は元気に過ごしている。
お父さんを亡くした時の悲しげな表情は見受けられない。
とても明るい表情をしている。
何人かは本当のことを知ったようだ。
秋本人が言ったようだ。
別に隠してるわけじゃないから、といって。
秋の母も今は普通に過ごしているようだ。
「ねぇ、クリスマスパーティしない?」
「お、いいねぇ」
「誰ん家でする」
そこに、亮と恵美がやってきた。
二人も加わり結局、花火をしたメンバーの
早緒を友紀子の変えただけのメンバーになった。
早緒はもう広貴のことはすきでもなんでもないから。
そして、亮の家でやる事になった。
その日ちょうど兄も帰ってくるらしい。
そして、2学期は終わりを迎えた。
-2学期最後の日-
通知表も渡され何もかも終わった後。
「じゃ、クリスマスに」
「おう」
「またな!」
「悠君、亮君バイバ〜イ」
「おう」




