ぽんぽこの道　～歴史に自信をなくした者へ～

　ベア、クマ、オオカミ、フラミンゴ、ワニ…動物達はそれぞれの種族で集まり、里を作って暮らしていました。そんな世の中の東の外れの島にたぬきの里がありました。
【第一章】穏やかに暮らしていたたぬきの里ですが、とらの里をかけた世の中の最後の植民地争いに巻き込まれてしまいます。たぬきの里は周りの弱い里とも協力して里を守ろうと奮闘します。きつねの里、とらの里、オオカミの里と交渉し、泣いたり笑ったり喜んだり頑張ったりして次々と起こる問題を乗り越えていきます。とらの里と戦争して勝ったのも束の間、強敵のオオカミの里に勝たなければ生き残れない窮地に追い込まれます。たぬきの里は世の中最強のベアの里と同盟を結び、オオカミの里と戦争し奇跡と言える戦果を挙げて勝利します…あれ？これって…。

【第二章】たぬきの里と他の里との大きな違いは、一度も滅亡したことがない事です。え？それが何だというのかって？それは平和の証なんです。どういうことなのか、たぬきの里の創生やたぬきの英傑達、あるたぬきの少年の成長を見つめながら、たぬきが何を考え、何を守ってきたのか、その根源を探しに行きましょう。

【第三章】現代の資本主義、民主主義を勝ち抜いてきたあるたぬきが、自分の運命をきっかけに常識だと思っていたことを見つめ直します。そんな彼が最終的に辿り着いた答えとは…貴方は彼の予想する未来にどんな答えを出しますか？