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PHASE:02 {ガーディアン・レイブン}

赤城

「本部へ連絡!!こちら特殊装備整備班赤城!!

異世界体験テーマパークから異世界のモンスターが脱走した模様!

至急現場に急行する!!!」

本部指令係

「了解。直ちに応援を向かわせます」


 赤城、青山、緑谷の3人は、脱走して暴れまわるゴブリンの群れへと走る。

一般市民を襲うゴブリン達に赤城が叫ぶ。


赤城

「やめろーーー!!!俺達が相手だーーー!!!」


 無秩序に暴れまわっていたゴブリン達が赤城達3人に振り向き、

赤城達と目を合わせる。


青山

「警察だ!みんな!離れて!」

緑谷

「みんな出口に向かって走るんだ!」


 逃げるだけの一般市民とは明らかに違う、声を張り上げ対峙する赤城達3人に

ゴブリン達の群れは敵意を感じ、徐々ににじり寄って来る。


赤城

「……やるぞ」

青山

「ああ……」

緑谷

「俺の義手の出番だな!」


 赤城が腰の銃に手を伸ばしたその時、

「ギヤアアアアア」 叫び声を上げ、ゴブリンの群れが3人に襲い掛かって来る!

赤城は迷う事無く銃を構えた!


赤城

「喰らえ!!!」 

ダーン!  赤城の撃った銃弾はゴブリンの腹を貫通した!


「ギエエエエ!!」 ゴブリンの断末魔の叫びが響き渡る。


青山

「銃のいい的だな!」

ダンダーン!  青山も銃でゴブリン達を無力化していく。

緑谷

「うおおおお!!」

ドガ! バギ! グシャ! 緑谷は身体改造で両腕に移植した身体改造用義手の

ストロングアームでゴブリン達を殴り倒していく!

 3人はゴブリンの群れに臆する事無く戦い続ける。

だがゴブリンの物量が多く、銃の残弾が尽きそうになっていた。


青山

「そろそろ弾切れがやばいな!」

赤城

「くそ、緑谷!しばらく耐えてくれ!今呼ぶ!」

緑谷

「おうよ!任せろおおお!」


 銃を使わずに緑谷がゴブリン達を倒してる間に、

赤城は取り出したスマホに叫んだ。


赤城

「ガーディアン!レイブン!来い!」


……シャンガシャンガシャンガシャン!

……ヒュイーーーーン…

メカ好きの赤城が以前から緊急時の為に生活支援汎用ロボットを趣味で改造した、

強化カスタムロボ『ガーディアン』と、同じく趣味で改造した

随行支援型強化ドローン『レイブン』が駆け付けた!

赤城

「ガーディアン!レイブン!このゴブリン共を倒せ!」


 ガーディアンは両腕を銃に変形してゴブリン達に正確無比な射撃を浴びせる!

ダンダンダンダンダン! 「ギエー!」「ギャーー!」「グエ!」

ゴブリン達は次々と倒れていく。

 レイブンは空中を飛びながら本体下部に設置したマシンガンから

地上のゴブリン達へ銃弾の雨を浴びせる!

ダダダダダダダダダ! 「ギアアア!」「グオオオ!」

レイブンの軌道に合わせて直線状にゴブリン達が倒れていく。

 乱戦の中、残ったゴブリン達が脅威と認識したガーディアンに目掛けて

息を合わせ、一斉に襲い掛かった!

ゴブリン達

「キエエエエエ!」

その直後、ガーディアンは両手を大きく広げ、

広範囲プラズマシールドを展開した!

バチバチバチバチ!!!

ゴブリン達はプラズマシールドに感電し、地面に崩れ落ちた。

赤城達3人が周囲を見渡すと、他にゴブリンの存在は確認できず、

突然の静寂が周囲を包んだ。

赤城達はゴブリンの群れを無事制圧したのであった。


赤城

「……やったか?」

青山

「もう居ないみたいだな……」

緑谷

「……二人とも、弾はまだ残ってるか?」

赤城

「いや、俺はもうほとんど残ってない」

青山

「俺もだ。早くあの化け物どもが脱走した原因を調査したほうがいいな……

ていうか赤城、こんなロボットとドローンいつの間に作ってたんだよ?」

赤城

「いや、趣味でさあ、いつでも俺の近くで待機するように

プログラムしてるんだよね」

緑谷

「その趣味のお陰で助かったぜ。銃と俺の打撃だけじゃあ無理だっただろ」

青山

「まったく……特別手当が欲しいところだな……」

緑谷

「確かに、同感だぜ。明日課長に頼んでみるか」


 3人が一仕事終えた後のような安堵感に包まれていた時、

その空気を引き裂くかのように再び市民の叫び声が響き渡った。


「キャーーー」

赤城

「何だ今度は!?」

 叫び声の方を赤城達が振り向くと、

転生ハウスから大型のオオカミ男とトカゲのような見た目の

屈強な男性型のモンスターが現れた。

大型のオオカミ男は素早く俊敏な身のこなしで周囲を走り回っている。

トカゲのモンスターは片手に持った斧で周囲に襲い掛かっている。


青山

「何だあいつら?……ゴブリンよりヤバそうだぞ」

緑谷

「止めるしかないだろ」


 3人がそう話してた時、後ろから謎の男が話しかけてきた。

謎の男

「あれは、ウルフマンと、リザードマンだ……」

赤城

「!?誰だおまえ?」

謎の男

「……お前達、警察か?……」

緑谷

「そうだと言ったらどうするよ?」


 謎の男は臆する事無く毅然とした態度で言い放った。


謎の男

「……俺を逮捕してくれ。異世界のモンスターを脱走させた犯人は俺だ……」

青山

「何だと?お前ふざけてんのか!?」

犯人

「警察に真実を伝えたい。一緒に来てくれ」

青山

「?……何か知ってるようだな……二人とも!この男は俺が対応する!

赤城はあのウルフマンを、緑谷はリザードマンを頼む、いいか!?」

赤城

「ああ、任せろ!」

緑谷

「お安い御用だよ」


3人は各自散開し、青山は犯人に聞く。

青山

「一緒に来てくれって、何処に連れて行くつもりなんだ?」

犯人

「転生ハウスのバックヤードだ。見せたいものがある」

青山

「何を見せるつもりだ?」

犯人

「人工異世界ゲートだよ……あれこそがこのテーマパークの闇なんだ……」




[TO BE CONTINUED]

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