PHASE:11 {プラズマライフル}
ゴゴゴゴゴ・・・ ドラゴンは空中で灼熱光線の第二波の力を溜めている!
赤城
「!させるかーー!!」
剛神丸は高くジャンプしビルの屋上に飛び移り、
更にジャンプし背面、腰部、足部底面スラスターのジェット噴射で空へ飛んだ!
ゴゴーーー 剛神丸は空中でホバリングしてるドラゴンを超え更に高く飛び、
落下と同時にスラスターの噴射でドラゴン目掛け急降下する!
赤城
「喰らえ!ダイビングキック!!」
ゴガア! 剛神丸はドラゴンの顔に渾身の飛び蹴りを喰らわせた!
「ギエエエエ!!」 ドラゴンは叫び声を上げながら地面に倒れた。
ドラゴンの灼熱光線が発射される前に飛び蹴りを喰らわせ、
剛神丸は第二波の発射を阻止した。
ドラゴンは地面に倒れこみよろめいている。その時、
課長
「赤城、聞こえるか!?」
赤城
「課長!?」
課長
「開発してた剛神丸専用武器のプラズマライフルがそっちにもうすぐ到着する。
使うといい。それでとどめを刺せ」
上空を見上げると複数のヘリにワイヤーで吊るされ輸送されて来た
プラズマライフルが見える。ワイヤーが外され、
プラズマライフルが剛神丸の近くに落とされた。
剛神丸が受け止めようと手を伸ばしたその時、
「ギアアアアア!!」 ドラゴンが駆け出し、剛神丸に体当たりを浴びせる!
ドゴオ! 剛神丸はプラズマライフルを拾えず、
突き飛ばされ背後のビルに押さえ込まれる!
「ギアアアアア!!」 ドラゴンが噛みついて来る!剛神丸は左腕で防ぐ!
バギバギバギ・・・グシャア! 剛神丸の左腕は噛み千切られた!
更にドラゴンが噛みついて来る!
剛神丸は右手でドラゴンの喉を抑え耐えている。
ゴゴゴゴゴ・・・
ドラゴンの口から炎が沸き上がる。灼熱光線の力を溜めている!
赤城
「!くそ、逃げられない!ここまでか!?……やるしかないか……」
赤城が自爆装置のボタンのカバーを開けようと手を伸ばしたその時、
ドシュウウウドシュウウウドシュウウウ! ドドドオオオオオ!
戦闘機、戦闘ヘリの増援が到着した。
航空部隊のタイミングを合わせた一斉射撃に
ドラゴンは苦しんでいる。
ドラゴンは横から飛んできた航空部隊に灼熱光線を発射する!
ゴゴーーーーーーーーーーーーーー!
戦闘ヘリが一機被弾し蒸発する。
青山
「赤城!大丈夫か?」
赤城
「青山!?」
キイイイイイイイイイイン! 航空機動外骨格に乗った青山が駆け付け、
ドラゴンの目玉を狙いビームライフルを連射する!
ビシューン!ビシューン!ビシューン!
チクチクと攻撃されドラゴンは怒り空中を舞う青山を睨みつける。
青山
「俺達航空部隊が引き付ける!お前は銃を拾え!
あのドラゴンにとどめを刺すんだ!」
ドラゴンは剛神丸から離れ青山を狙い、噛みつきと爪で襲い掛かる!
青山は機動力と旋回能力を活かし、
挑発するかのようにドラゴンの攻撃をよける!
青山
「早く銃を拾え!」
剛神丸は落ちたプラズマライフルを拾い、離れたドラゴンに向け構えた!
赤城
「青山!こっちに引き付けてくれ!」
青山
「了解だ!」
青山は旋回し剛神丸の方へ飛んで行く。
それを追うドラゴンも剛神丸の方へ駆け寄って来る!
剛神丸は照準を合わせるが、ドラゴンの走りながら上下に揺れる動きに
照準を定められずにいる!
赤城
「くそ、狙えない!」
その時、
戦闘車両部隊指揮官
「一斉掃射ーーーーーーーーー!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!
ドシュウウウ!ドシュウウウ!ドシュウウウ!
駆け付けた戦闘車両部隊がドラゴンの脚を狙い一斉掃射を放つ!
戦闘車両部隊指揮官
「攻撃を脚に集中!全弾使え!」
緑谷
「赤城、聞こえるか?ドラゴンの脚を止める!その隙に撃て」
赤城
「緑谷!?すまない!」
「ギエエエエエ!!」
脚に集中砲火を喰らいドラゴンは痛みでひざまずき、動きを止めた!
青山は上空に避難し、無線で赤城に呼びかける!
青山
「今だ!赤城!」
緑谷
「やれ!赤城!」
課長
「赤城!目標撃破せよ!」
赤城
「!!!」
剛神丸がドラゴンに照準を合わせる!
赤城
「プラズマライフル、発射ーーーーー!!」
バシューーーーーーーーーーーーーーー!!
赤城
「!?……」
青山
「!?」
緑谷
「!!……」
プラズマライフルの発射と轟音が過ぎ、ドラゴンの胴体に
巨大な穴が開いている。ドラゴンは天を仰ぐ。
「・・・ギアアアアアアアアアアアア!!」
「ギアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「ギアアアアアアア・・・アアアアア・・・・アアアアア・・・・・・・」
ドラゴンの死に際、断末魔の叫びが夜の東京に響き渡る。
その叫びはこの世の生命総てを振り向かせるような大きな叫びだった。
ズズズ・・・ ドラゴンの巨体が徐々に傾いて行く。
ズズウウウウウウン!!
周囲に衝撃波と爆風をまき散らし、ドラゴンの巨体は地面に崩れ落ちた。
赤城
「……やったか?……」
青山
「……やったのか?」
緑谷
「やったな!間違いない!」
課長
「赤城、状況報告せよ……」
赤城
「……はい!ドラゴン、撃破確認!俺達の勝利です!!!」
転生ランドでは他に脱走したモンスター達が暴れていた。その時、
「ギアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
渋谷方面からドラゴンの死に際の叫びが転生ランドにまで鳴り響いた。
脱走し暴れているモンスター達は叫びの聞こえる渋谷方面を振り向き
それがドラゴンが倒された事を意味すると悟ったのだろうか、
モンスター達はおとなしくなり、やがて自らの意思で
一頭、また一頭と、異世界ゲートから元の世界へ戻って行った。
[TO BE CONTINUED]




