PHASE:10 {灼熱光線}
東京 渋谷区 夜 21時
「キャーーー!」「わーーー!」「何だあれはーーー!?」
街の人々が上空を見上げながら恐怖の叫び声を上げている。
転生ランドから飛び立ち、空から降臨したドラゴンが夜の渋谷区に舞い降りた。
ズウウン… ズウウン… 車、バス、人、区別なく踏みつけながら
ドラゴンは街を闊歩する。人々は逃げ惑い、街は地獄のような惨状であった。
戦闘機パイロット
「ミサイル発射!」
戦闘機がドラゴンに向けてミサイルを発射した。
ドーーーン! ミサイルはドラゴンの肩に着弾したが
ドラゴンの体には傷もついていない。
「ギアアアアアア!」 ドラゴンは戦闘機の方を振り向き、
機銃で攻撃してきた戦闘機を片手で薙ぎ払う!
駆け付けた戦闘ヘリがミサイルを撃つも同じく効かず、
ドラゴンは翼を広げ戦闘ヘリに向かって羽ばたき戦闘ヘリを叩き潰す!
地上に降り立ち周囲に衝撃波と爆風を広げ、ドラゴンは怒りの咆哮を上げる。
「ギアアアアアア!」 その時、ドラゴンは足元から自分以外の足音と
その地響きを感じ、それが聞こえる背後を振り向いた。
・・・ン、・シャン、ズシャンズシャンズシャンズシャン
赤城
「ドラゴン補足!撃破する!」
ドラゴンが暴れる渋谷区に剛神丸が辿り着いた!
剛神丸はドラゴン目掛け走る!
自分と同じ程の巨体が現れ、ドラゴンは剛神丸と対峙する!
「ギアアアアアア!」 ドラゴンは剛神丸に向かって駆け出す!
剛神丸も怯まず真正面からドラゴンに向かって走る!
ズン、ズン、ズン、 ズシャンズシャンズシャン
ドラゴンと剛神丸、互いに相手目掛け突進する!
赤城
「スパイクナックル起動!」
剛神丸の拳がスパイク状に変形した!ドラゴンの顔目掛け拳を構える!
赤城
「喰らえーーーーー!!」
ドガア!! 「ギエエエエエ!」
剛神丸の右ストレートがドラゴンの顔を殴りつけた!
ドラゴンの足は止まり怯んでいる!
赤城
「たたみかける!!」
ドスゥ! ゴガ! 剛神丸は左ボディー右フックと拳の連撃を浴びせる!
直後、ドラゴンが回転しながら尻尾で薙ぎ払い攻撃をして来た!
ドゴオ! ドラゴンの尻尾攻撃をわき腹に喰らい
剛神丸は横に吹き飛ばされた!
ズズウウン! 剛神丸は仰向けで倒れ、
ドラゴンが飛び掛かりマウントポジションで覆いかぶさって来た!
「ギアアアアア!」 ドラゴンが剛神丸に噛みついて来る!
剛神丸は左腕を前に出し防ぐ!ドラゴンは剛神丸の左腕に噛みつき、
ドラゴンの牙が剛神丸の左腕に食い込んでいく!
バギバギバギ!
『左前腕損傷中度』
コクピットのモニターに警告が表示された。
赤城
「くそ!ヘッドマシンガン発射!」
ガガガガガガガ!
剛神丸の頭部のマシンガンがドラゴンの顔を撃ちまくる!
ドラゴンは嫌がり噛みついてる口を放した!
赤城
「今だ!電磁加速パンチ!!」
剛神丸が仰向けの状態から放った右前腕は電磁力の力で爆発的に飛び出し
ドラゴンの顔を殴りつけた!
ドゴオ! 「グエエエエ!」 強烈な一撃を喰らいドラゴンが弱ってる時、
剛神丸はマウントポジションを逃れ、右足をドラゴンの腹に押し付け
足部底面のスラスターのジェットを最大出力で噴射してドラゴンを吹き飛ばす!
ズド! ガガアアアン!
ドラゴンは吹き飛ばされ背後のビルに叩きつけられた!
赤城
「反撃開始!!」
剛神丸は立ち上がり、足元のタンクローリーを掴みドラゴンに投げつける!
ドゴオオ! 「ギエエエエ!」
タンクローリーはドラゴンの右胸辺りで爆発炎上し
火傷でドラゴンは苦しんでいる。
更に攻め立てようと、剛神丸は足元の歩道橋を掴んだ。
バギバギバギ・・・歩道橋を引き抜き、警棒のように構え、
剛神丸はドラゴンに駆け寄り歩道橋で殴る!
ゴガ! ゴ! ズガ!
赤城
「喰らえーーー!!」
剛神丸は歩道橋をドラゴンの体に突き刺した!
ドズウ! 「ギエエエエエ!」
直後、ドラゴンは翼を羽ばたかせ空へ飛んで行った。
赤城
「しまった!逃げられる!」
ドラゴンは空中で振り向きホバリングしながら剛神丸を睨みつける。
その時、ドラゴンの口から炎が沸き上がる。
ゴゴゴゴゴ・・・ ドラゴンは大きく口を開き力を溜めるように構えている。
赤城
「何するつもりだ?……」
ドラゴンが口から灼熱光線を発射した!
ゴゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
剛神丸は咄嗟に避け、被弾を逃れた。
赤城
「くそ、なんて威力だ!?」
灼熱光線が飛んで行った背後を剛神丸が振り返ると、
灼熱光線の超高熱と圧力で、渋谷1109ビルに穴が開いていた。
ズズズズズ・・・ ガガガアアアアアア・・・
渋谷1109ビルは溶解し、崩落した。
赤城
「……喰らったら即死だ」
ゴゴゴゴゴ・・・
剛神丸が振り向くと、ドラゴンの口から再び炎が沸き上がっていた。
[TO BE CONTINUED]




