四十二話 「終わりの始まり」
今回はマジで微妙な終わり方です!すいません!
窓から日が差してようやく俺だけ目覚めた。
「なんか、最近俺が最初に起きること多くなった気がする……」
隣では、未だ響とアビスが寝ている。っと、ここで、俺はある事を思い出してしまった。
「あれ? そういや、今日から、おじいさんと修行じゃん!今何時だ!?」
勢いよく立ち上がり、時計を見ると、既に12時。約束の時間が10なので、時既に遅かった。
「マジかよ。2時間も遅れてるじゃん。早く行かなきゃ」
皆を無理やり叩き起し、さっさと準備させる事にした。それも上手く行き、宿屋を出た時は、12時半で、30分しか経っていなかった。
「なんで誰も起きなかったの!?」
何故か響が怒っているが、意味分からない。
「お前も起きなかっただろうが」
チョップしながら、響に話し掛ける。少し泣き目になってしまったが、まぁしょうがない。
「まぁ、響も起きれなかったけどさぁ……」
起きれなかったのがショックだったらしい。響はそっぽを向き、ふてくされている。
「お前ら!話してねえでさっさと行くぞ!」
ラースさんも焦っている。まぁ、そうだよな。圧倒的に俺達より強い人を待たせてるんだから焦るのも無理はないよな。
「ようやく着いた!」
指定した場所に着き、俺達は、呆然とする。
「お兄さん、本当にここで……合ってる?」
アビスの目から見てもおかしいようだ。俺達の目の前には、明らかに豪邸があった。おじいさんに貰った地図を再確認し、合ってることを確認した。
「ふぉっふぉっふぉっ。遅かったのぅ」
何処からか声がして、振り返るが、居ない。
「えっ? どこにいるんだ?」
困惑するが、見つからない。
「あそこにいるな。僕になら分かるぞ!!」
カルマさんがカッコよく指を指すが、いなかった。その代わりと言ってはなんだが、カルマさんの後ろに誰かの影が見えてきた。
「お主、目先の影に騙されていては生きていけぬぞ?」
刀を喉元に突き付けられたカルマさんは驚愕していた。完全に死にそうな顔しているカルマさんを見て、皆で笑ってしまったのは、内緒だ。
そこから、おじいさんの豪邸を案内して貰い、修行中は泊まらせてくれるという話を聞いた。この人は、なんていい人なんだ。
「ほんとに泊まらせてくれるんですか!?」
豪邸に泊まるのは初めてだ。俺達は、皆テンションが上がっていた。
「全然大丈夫じゃぞ。儂も一人で寂しかったからのぅ。丁度ええわい」
おじいさんがそう言ってくれたこともあり、俺達は、荷物を置きに、各自部屋に向かった。ちなみに、アビスと響が駄々をこねたので、俺達は一緒の部屋だ。
「では、お主たち、修行を始めるぞい」
荷物を置いた後、おじいさんの家の庭で修行をする事になった。
「ふぉっふぉっふぉっ。覚悟するんじゃぞ」
こうして、俺達の地獄の修行が始まった。修行の話は長くなるので、割合するが、結論から言うと、俺達は、めちゃくちゃ強くなった。何回死にかけたか分からないけどな。おじいさんの修行は的確で、俺は遂に、おじいさんを目で追うことが出来、刀を受け止め、弾き返せる程度にはなった。ラースさんに至っては、普通に戦えるくらいになっていた。おじいさんも魔法は上手くできないこともあり、カルマさんと響とアビスは回避を中心に修行していた。そして、おじいさんの強さを再認識し、それにだいぶ対抗できるようになったことが嬉しかった。これが、地獄の四日間の出来事だ。
今日は、最後の試合の日、俺達は朝早く目覚め、コロシアムに向かっていた。
「あれ? おじいさんも行くんですか?」
何故か、後ろを付いてくるおじいさんに俺は疑問を抱いた。
「なんじゃ、儂の弟子の結末を見に行っちゃ不味いんか?」
既に俺たち弟子だったのか。そこに驚きだ。
「おじいさん!ほんとにありがとね!!」
響が無邪気な笑顔でおじいさんにお礼を言った。おじいさんの顔がにやけている。嬉しいのだろう。
「良いのじゃよ。お嬢ちゃんは、もう儂の孫のような存在だからのぅ」
孫のような存在だと。どおりで響の修行だけ優しくやってた訳だ。全く。
「あ、本当にありがとうございます。俺がこんなに強くなれるとは思ってませんでした。もし良ければ、これからもたまに修行つけてくれると嬉しいです」
ラースさんまでもが、敬語になっている。今日は、驚くことが多いな。
「お前達、着いたぞ。最後の戦い、ラグナロクの地に」
話している内に着いてしまった。おじいさんが、ラースさんの話を聞いて、ちょっと嫌な顔してたのは見なかったのとにしよう。んで、カルマさんなんだが、この人、ほんとに厨二病なのか分からないんだよな。たまに、こうゆう言葉言うけど、普段は普通だし。
「では、儂はここまでじゃな」
おじいさんが突然話し出した。そうだよな、観客席は違うもんな。
「ありがとうございました!!」
最後に、皆でお礼を言って、おじいさんと別れた。その後、俺達は、会場に入り、戦いに備えた。最終試合はすぐに始まる。
「では!これより、最終試合を始める!!両者、所定の位置へ!」
一際大きい声で言われ、俺達は所定されている位置についた。その時、敵の姿が見えるのだが、敵はとても異様だった。
「なんだ、あいつら。フードを被ってて全員顔が見えねえじゃねえか」
ラースさんも同じ感想を抱いているようだった。
「お兄さん、あいつら。やばいよ。あの中の一人に会ったことがあるけど、多分、僕勝てない」
アビスが震えながら言っているが、こいつが勝てないとか普通にやばい。ってか、会ったことがあるってことに驚きだ。
「お兄ちゃん!勝とうね!」
響の言葉と共に、試合の鐘が鳴った。最後にカルマさんが何かを話していたのだが、全く聞き取れなかった。
「フハハハハ!」
完全に敵を認識し、警戒態勢に入った瞬間、相手が笑い出した。こいつら明らかにおかしい。
「君達、運が悪かったね。ま、君を狙ってた訳だから、君だけは逃がすつもりなかったんだけどね。とゆう訳で、一緒に行こうか。時空間転移!!」
世界がグニャっと曲がり、転移魔法と同じように、浮遊感が訪れた。魔王の右腕、ベルモット・ランベルトと言う名前を最後に、俺の意識は途切れてしまった。
次回から最終章に入ります。終わる時、終わり方が微妙になるかもしれませんがご了承下さい。次回の作品も書く予定なので、お楽しみに。では、これからもよろしくです!ちなみに、番外編とか書くと思うのでよろしくです。
明日は、もう一つの作品を投稿しようと思っているので、更新できるか分かりません。申し訳ないです。ご理解の程よろしくお願いします




