表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法の世界へ転移招来!   作者: ねぎとろ
二章 『最弱から最強へ?』
41/50

三十九話 「初試合!」

割と長いです!戦闘シーン微妙かもしれませんがよろしくお願いします!

 トーナメントの試合は、始まってしまった。相手は近接職が5人。それに対して、俺達は、2人しか居ない。到底時間稼ぎ程度しか出来ない。後は、漆黒の騎士の面々が弱いことを祈るしかない。

「おい、匠!余所見するな!!戦闘中だぞ!死にてえのか!!」

 ラースさんの言う通り、俺は、響達が心配で戦闘中にも関わらず、余所見してしまった。怒られるのも無理はない。

「すいません!」

 俺は、援護を完全に任せることにして、ラースさん達と時間稼ぎに専念することにした。

「匠!とりあえず、俺が一人を瞬殺する!出来るだけ、カルマたちに近付けないようにしてくれ!」

 ラースさんはそう言って、漆黒の騎士の一人をターゲットに決めた。二人が戦っている所を見ている暇など無かったが、チラリと一瞬見たら、激しい戦いをしていた。

「っと、危ねぇ!」

 少しの隙を突いてきて、四人で攻撃してきた。梨花のお陰で鍛えれたのか、上手く全部の攻撃を避けることが出来、カウンターも食らわせることが出来た。


「ってぇな」

 胸元を切りつけられた男は、少々苛立っていた。

「お兄ちゃん!下がって!!」

 響の声と共に、上から落雷が降り、まとめて攻撃することが出来たのは良いのだが、下がるのが間に合わなかった俺にも当たってしまった。

「ぐっ……身体が痺れるな……」


「お兄ちゃん!大丈夫!?」

 響が心配して声を掛けてくる。だが、俺に止まっている暇などない。一刻も早く相手を一人でも多く減らさなければならないのだ。

「大丈夫だから、早く魔法の準備をしてくれ!ラースさんが危ないんだ!!」

 相手が響の魔法で痺れているうちにラースさんの方を見てみると、物凄く手こずっていた。運悪く、相手のリーダーと当たったらしい。見てる俺からしても、剣の動きがおかしい。音が鳴り響いているだけで、剣筋が一切見えない。相手も相当の腕前のようだった。


「ラースのことは、僕が援護するから、君達は、四人を何とかしてくれ!見た感じあんまり強くなさそうだからたのんだぞ!!」

 カルマさんが、闇魔法、ダークボールを放ちながら、ラースさんの援護に向かっていった。残った、俺達は、四人の相手をしようと構える。

「お前ら、援護しっかり頼むぞ。俺達にとっては強敵だからな。しかも、人数が相手の方が多い……」

 俺の言葉の最中、よくあるアニメのように敵が待ってくれるなんてことはない。普通に、剣を構え、四人それぞれの動きで俺に向かってきた。まず、俺を潰すのだろう。魔法職は、エルフ以外時間がなきゃ雑魚同然だからな。狙われるのも無理はない。

「さっきはよくも傷付けてくれたな。漆黒の鎧は特注でなぁ、数倍にして返さないと俺の気が治まらねぇ。自分を恨むんだな」

 鎧の胸元に剣傷がある男が、ダークソードを振り下ろしてきた。だが、それは予想通りだ、俺は、しゃがんで躱し、足払いをした。

「お兄さん、ナイスだよ!」

 アビスが溜めに溜めた魔法、フレイムランスを放った。

「グハッ……嘘だろ。俺が、こんなガキにやられるなんて……」

 フレイムランスが直撃し、鎧と共に、相手を燃やした。鎧のお陰で、火傷で済んだが、生身なら死んでたかもしれない。危なかった。


「これで、後は、三人だな。お前ら、覚悟しろよ」

 3対3これで、対等だ。相手は、俺よりも、後ろの二人を脅威とみなしたのか、俺を無視し始めた。だが、それを俺が許すほど甘くはない。懐から素早くミスリルソードを抜き取り、後ろから首に突き立て、動けなくなった所を柄で殴り気絶させた。

「お前ら、小さい子を狙うなんて糞どもだな。そんなんじゃ、俺にも勝てねえよ」

 何故か、俺は、強気になっていた。梨花との修行前は、あんなに弱かったのに、一晩でここまで強くなったんだ。慢心してもおかしくはない。


「はっ。お前に俺が負ける? 有り得ねえな。てめえみたいな雑魚には負けねえよ」

 2人のうち、サブリーダーなのか分からんが、一人が俺に対して挑発してきた。

「おい、お前!そこの二人はお前に任せる。俺は、こいつと戦うぜ。瞬殺してやるから、負けるなよ?」

 片方が俺に対して、剣を抜き、構えた。こいつは、盾も使うらしい。中々強そうだ。多少響たちが心配だが、大丈夫だと信じて、俺はタイマンすることにした。


「お兄ちゃん!こっちは心配いらないよ!!すぐ倒して援護するから!!」


「そうそう。僕達は余裕だから、そっちの相手頑張ってね」

 二人からの声が聞こえ、俺は安心した。これで、本気で戦えそうだ。なにかが、覚醒した今の俺なら勝てる気がする。ただの根拠だが、ネガティブにいくよりはマシだ。


「んじゃ、やるか」

 俺と漆黒の騎士が走り出し、剣を交えだした。その時、観客席から歓声が上がったのは、気にする暇もなかった。


「くそっ。こいつ、強い……」

 明らかに俺より上だった。攻撃しても、盾で防がれ、カウンターで攻撃される。だが、俺も剣士の端くれだ。相手の剣筋を段々と読む事が出来た。そのお陰もあってか、相手の不意を打ち、盾を吹き飛ばすことに成功した。

「なんだこいつ。まさか、ここまでやるとはな、驚きだぜ。まぁ、盾なんてなくても、俺は負けない。お前みたいな初心者に負けるはずがないんだ!」

 こいつは、剣士になって、五年目らしい。そりゃ、俺みたいな偽物の剣士に負けたら嫌だよな。でも、しょうがない。こっちも勝たなきゃいけないんだ。

「すまんな。こっちにも事情がある。負けてもらうぞ!」

 相手は、この一撃で決める予定なのか、剣を両手に持ち、自分にオーラを纏った。今までとは全くちがう気迫が俺を襲う。

「終わりだ」

 一言、相手が呟いた。剣と共に、向かってくると思ったが、俺の予想を大きく上回った。

「マジかよ!」

 剣圧が俺に飛んできて、俺は防ぐ以外道が無かった。ミスリルソードと剣圧が交じり合い、凄い音が鳴っている。だが、運は俺に味方したようだ。剣圧が少し反り、俺の横を通っていった。だが、俺も腕が既に疲れ果て使えない状態だ。

「はぁ、はぁ、はぁ」

 相手は力を使い果たし、立ってるのもやっとの状態だった。俺は、剣が使えない。どうすればいい……

「まてよ? 魔法で倒せば良いのか」

 もう一本の腕ならまだ使える。魔法を打つのには充分だ。


「ウインドカッター!ファイヤーボール!!」

 二つの魔法を同時に放ち、俺は、ウインドカッターに炎を纏わせた。炎は勢いを増し、標的を切り裂いた。死んでないかが、心配だ。


 少し経ち、煙が晴れた。中では、鎧の取れた人が寝転がっていた。気絶しているようだ。

「よっしゃ!俺の勝ちだ!」

 思わずガッツポーズを決めてしまった。今気付いたが、観客席から歓声が未だ鳴り止んでいなかった。

「お兄ちゃん!勝ったんだね!凄い!!」


「こっちは余裕だったよ。多分、まだ剣士歴が短いんだと思う。剣筋が明らかに見え見えで、避けやすかったから魔法ですぐに倒すことが出来た。まぁ、僕はもう疲れたけどね」

 俺達は、しっかりと四人を倒すことが出来た。残るは、漆黒の騎士のリーダーだけだ。だが、俺達は、疲れ果て動くことすらままならなかった。



 戦っている所を俺達は、ボーッと見ている。何も出来ないというのが何よりも悔しい。

「くっそ。見ることしか出来ねえのか」

 俺が悔しがっていると、ラースさん達の声が聞こえてきた。もう、決着が着くようだ。

「すまんな。お前は、中々強かった。もし機会があれば、また戦いものだ。さらば!」

 ラースさんが大きく振りかぶった。直後に、カルマさんの闇魔法が剣にあたり、剣が漆黒に輝く。漆黒の剣を振り下ろし、相手を切りつける前に寸止めした。あいては、降伏したようだ。これで、漆黒の騎士は全滅。俺達の勝ちだ。


「やったぁぁぁぁ!!勝った!」

 俺達は、皆で喜びを分かち合った。だが、まだ一回戦。まだまだトーナメントは続いていく。歓声の中、俺達は、コロシアムを出て、宿屋に向かった。二試合目は、明日の12時。それまで、俺達はしばしの休息を得るのだった。

多分、次の話は、二試合目になります。当分、トーナメントの話になりますのでご了承下さい。


次の更新が15日は無理かもしれないので、多分16日になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ