三十八話 「開戦」
ちょっと今回は失敗したかも……? です。微妙かもしれませんが、ご了承下さい。ってことで、進みは相変わらず遅いです。
では、よろしくお願いします!
俺達には関係なく、トーナメントはどんどん進んでいった。ここで、王女様からの、トーナメントの注意事項が聞こえる。
「お主ら!トーナメントでの、殺人は禁止じゃ!気絶、もしくは、相手を降伏させなければ勝利とはしない。もし、相手を殺してしまった場合、強制的に、牢屋に入れるから覚悟するんじゃぞ!アイテムなどは、回復アイテムや復活アイテムはなし、ドーピングなどの能力強化アイテムも無しじゃ!魔法が封じ込められている魔法石のみは有りとする。武器は基本自由じゃが、明らかに危ないものは、こちらが判断し禁止とする。説明が長くなってしまって申し訳ない。これにて、我の話は終わりじゃ。お主ら、トーナメント頑張るが良い!」
ようやく終わった……ここに居るみんなが、立ってて疲れたのか、顔がやばい。かくゆう俺達も、中々立っていて疲れてしまった。ざっと、2時間は喋ったんじゃないかってくらい長かったからな。だが、あとは俺達の初めの対戦相手を知るだけだ。あ、ちなみに、場所は王都にある、専用のコロシアムだ。俺達の対戦相手はそこで分かるらしいので、俺達は急いで向かった。
「コロシアム遠いなおい!結構走ってる気がするんだが!!」
愚痴を言いながらも走る。ラースさんが言うには、王都はめっちゃ広いらしい。にしても、コロシアムまで遠すぎる。もう3kmは走った気がするぞ。
「お兄ちゃん!愚痴ばっか吐かないの!!」
妹に叱られてしまった。ぐぬぬ……
「お、やっと見えたぞ!」
ラースさんの言葉の通り、ようやくコロシアムが見えてきた。
「ふぅ、ようやく着いたか、まぁ、僕にとってこの程度余裕だったけどな」
めっちゃ疲れながら言われても……
「お兄さん。僕もう疲れたんだけど。休みたい」
アビスの野郎、なんてわがままな奴なんだ。俺だって休またいわ!っと、その時、コロシアムの門番に話し掛けられた。
「トーナメントの参加者ですね? 中へどうぞ!」
俺達は、言われた通り中に入った。中では、試合待ちの人が溢れていて、熱気が凄い。
「こんなにチームあんのかよ。しかも、強そうな人多い……」
その時、アナウンスが流れた。どうやら、第一試合が始まるらしい。俺達は、第4試合だからまだまだだな。
「お兄ちゃんお兄ちゃん!見学しよ!!」
試合ごとに、観客席から見ることが出来るらしい。これで、相手の戦略とか分かるし、最高だな。
「ん、そうだな。行くか!ラースさん達はどうします?」
きっと、ラースさんも行くだろう。勝ちたいなら見なきゃダメだしな。
「おう、もちろん行くぞ!だが、俺達はちょっと用事があるから、ちょっと先行っててくれ」
用事ってなんだろうと俺は思ったが、あまり気にしないことにした。詮索するのは良くないことだしな。
「了解です!んじゃ、先行ってますね」
すんごい嫌そうな顔しているアビスを引きずりながら俺達は、観客席に向かった。
「僕は休みたかったのに……」
アビスの呟いた言葉は、会場の熱気にかき消され誰にも聞かれることは無かった……
「これは、すげえな……俺らの力で勝てるのか心配になってきたわ」
それもそのはず、目の前の戦いは凄まじかった。俺を含め、ほかの人達も魅入ってるくらいだ。後から来たラースさんも驚くほどらしい。
その後、第一戦も終わり、第二、第三と試合が続いてった。第一以外は、あまり、魅入るほどの戦いではなかったため、雑談混じりに俺達は見ていた。
「次は、俺達の番だな。準備は大丈夫か?」
第四試合は俺達だ。試合の始まりまで、残り10分ほどしかない。
「えーっと、確か対戦相手って、漆黒の騎士だよね?」
響が首を傾げながら聞いてくる。普通に思うけどさ、この名前って相当厨二病だよね。この世界なら普通かもしれないけど。
「おう、あってるぞ嬢ちゃん。よく覚えてたな」
そう言って、響の頭を撫でている。ノースさんは嫌そうな顔するのに、ラースさんは良いのか……
「お前ら、漆黒の騎士は中々強いが大丈夫なのか? 僕は、余裕だけどな」
カルマさんが余裕ってことは、どれくらいの強さなんだろうか。
「よし、お兄さん。僕は余裕で戦えるよ!いつもより、調子が良いくらい!」
アビスのやつ、観戦しないで寝てたからな。まぁ、こいつが調子良ければ良いか。
「んじゃ、行くぞ!もちろん、勝つ以外の選択肢はないからな!」
試合が始まる一分前、俺達は、所定の位置に付いた。周りからの視線や、声援、罵倒など色々な言葉が入り混じり、とても騒がしかった。
「ったく、そんなに見られるとやりずれえじゃねえか」
ラースさんが呟いている。見られるのが嫌いなようだ。
「ま、まぁ、しょうがないですよ!我慢しましょう。戦闘中は気にならないでしょうし」
俺達が話している間に、戦闘相手の漆黒の騎士が入ってきた。全身、真っ黒のマジで漆黒だった。全員戦闘職のようだ。
「お兄ちゃん。相手の人、強そうだけど勝てるかな……」
響の心配そうな顔が見える。だが、もう諦めるなんて無理だ。そろそろ試合のゴングが鳴る。
「諦めてくれ。もう俺達には戦うしか選択肢がないんだ。リンシアを助けたいんだろ? なら頑張るしかねえよ!」
俺の言葉に、響はしっかりと頷いた。その後、すぐに試合のゴングが鳴り響き、漆黒の騎士の面々は走り出した。
「よっしゃ!お前ら、気合いは充分か? 俺と匠が相手を食い止める。お前らは後ろで援護を頼むぞ!」
ラースさんが声と共に、突っ込んでいった。続けて俺も突っ込み、俺達の初試合が始まるのであった。
次回は、漆黒の騎士との戦闘になります、楽しみに!




