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魔法の世界へ転移招来!   作者: ねぎとろ
二章 『最弱から最強へ?』
39/50

三十七話 「開催目前!」

よろしくお願いします!

「ほらほら、避けてばっかだと勝てないよ~?」

 梨花が本気を出してから、俺は避けることしか出来ていない。いや、避けることに精一杯で他のことが出来ないのだ。

「うるせぇな!お前がもっと手加減してくれれば攻撃しにいってやるよ!」

 避けながら喋るのは舌を噛みそうで怖い。ってか、避け続けるのも限界が来そうだ。そろそろ体力がやばいのに、未だ魔法は止まない。

「ふっふっふ。私が匠に手加減するなんて有り得ないでしょ!」

 何言ってんだこいつは。もしかして、こいつ……楽しんでやがる。俺をいじめて楽しむとはなんて野郎だ。ぐぬぬ……

「はぁはぁはぁ、やべえな」

 体力が限界にほど近くなった頃に、ようやく魔法を普通に躱せるようになった。多分、避けすぎた結果鍛えられたのだろう。

「よし!もうほとんど体力無くて動けないけど、反撃といきますか!」

 俺は、最後の力で走り出した、走っている間も魔法は飛んでくるが、躱し続ける。途中、響に打ったような魔法が飛んできたが、間一髪躱すことが出来た。これはマジで奇跡だ。


「っと、まさか魔法の軌道を読むとはね。やっぱり、匠は天才だよ!」

 俺が近づいてきて、危険を感じたのか、梨花は氷の鎌のような物を出してきた。

「俺が天才? ないね。天才ならもっと早くお前を倒せてるさ!」

 俺のミスリルソードと氷の鎌がぶつかり、激しい音が流れる。そこから、一切魔法はなくなった。


「まさか、ここまで匠が強いとは思わなかったよ。戦ってる内に強くなったんだろうけど凄すぎる。でも、まだ私のが上だね!」

 声と共に、思いっきり鎌を振り下ろしてきた。だが、そんなの予想の範囲内だ。余裕で躱せる。

「ふっ、そんな攻撃効かないぞ?」

 余裕の笑みで返すが、次の瞬間、俺は地面に倒れていた。何が起こったのか全く分からない。だが、俺が負けたことには変わりない。

「まさか、ここまで手こずるなんてね。ふふふっ、でもいい修行になったでしょ?」

 寝転がっている俺に対して、梨花が話しかけてくる。

「バカ言うな。俺にはきつすぎるわ。次は、もっと手加減しろよな」

 梨花は俺の疲れ果ててる顔を見て、笑っている。その顔を見て俺も笑ってしまった。誰も居ない中、二人の笑い声だけが夜の中に響いている。ちなみに、アビスと響は既に寝てしまっている。


「なぁ、最後どうやって俺を倒したんだ?」

 自分の中で完全に勝てるビジョンはあった。俺は、何故か、梨花と戦ってうちにめっちゃ強くなったしな。これは、梨花に感謝する。だけど、俺の負け方が理解できない。

「えーっと……えへへ。ちょっとした魔法を使ったんだよ!」

 こいつ、怪しいな。どんな魔法なのか気になるが、梨花が言わないんだ。きっと内緒にしたいのだろう。俺は、これ以上追求するのは辞めておいた。


「おーい!梨花ー!どこだーい?」

 遠くから誰かの声がする。優しそうな声だ。

「あ、お師匠様の声だ!やばい、行かなきゃ!!匠、今日はありがとね!楽しかったよ!!私のおかげで強くなれたんだし、戦って良かったでしょ? 次会ったらもっと強くなってるのを期待してるね!ばいばーい!」

 早口で何言ってるのかあまり聞き取れなかったが、俺が言葉を返そうと思った頃には、梨花の姿は見えなくなっていた。

「はぁ。疲れたな。帰るか……」

 俺は、寝ているアビスと響をおんぶしながら宿屋まで、夜の中を歩いて行った。

 こうして、俺達の4日目は終わった。



「はぁ。昨日は宿屋に帰るのが遅かったせいで全然寝れてねえな。しかも、昨日動きすぎたせいで身体も痛いし……」

 朝の9時。ベットから起きようと思うが、俺の身体は持ち上がらなかった。多分、梨花との模擬戦闘のせいだろう。

「お兄ちゃん? 大丈夫?」

 身体を起こせない俺を心配してくれたのか、響が近くに寄ってきた。

「あー。無理そうだわ。今日がラストの日だし、俺はゆっくり休んでるから、お前らだけで買い物でもなんでもしてくれ」

 そう言って、俺は寝てしまった。

「んじゃ、お兄ちゃん。おやすみなさい」

 それから、誰一人として俺を起こしてくれた人は居なかった。多分、皆気を使って俺を休ませてくれたんだろう。もしも、普通に忘れられたりしてたら悲しすぎる!!


 その後、俺は夜まで寝てしまい、気づいた時には日付が変わっていた。その頃には、だいぶ動けたので、周りを見渡してみると、隣で響とアビスが寝ていた。その横に、買い物したような跡があり、しっかりと回復用のアイテムとかを買ってくれたようだった。偉い子達だ。


 次の日の朝。

「あんちゃん達!起きてるか!!」

 大きな声と共に俺達は、目が覚めた。俺は、もう一度寝ていたらしい。

「支度しろ。早く行くぞ!もう俺達の支度は出来ている。刻限まではもう余りない。急ぐことだな」

 カルマさんも真っ黒なローブで登場し、俺たちに早くしろと言ってきた。

「了解です!少しだけ待ってください!!おい、アビス。起きろ!!」

 もう一度寝ようとしているアビスを叩き起し、俺達は支度を始めた。順調に終わり、俺達は、トーナメント会場に急いだ。時間は、結構ギリギリだ。


「お、来ましたね!時間は……ギリギリですが、間に合ってるのでオッケーです。では、中にどうぞ!」

 前と同じ、トーナメントの受付員が俺たちを中まで通してくれた。中では、既に王女様が立っていて、まもなくトーナメントが開始されるようだった。


 時刻は10時。トーナメントの開始時刻だ。辺りには、人が溢れかえっている。っと、ここで王女様の声が聞こえてきた。

「ふむ。お前らよく聞け!!今年は、参加者も多いようだが、そんな事は知らぬ!勝って勝って勝ちまくれ!勝者は1チームのみだ!!では、存分に楽しむが良い!!トーナメント開幕じゃ!!!」



 王女様の声に俺達は、唖然とし、動きが止まってしまった。それでも、トーナメントは始まる。トーナメントがどれだけ恐ろしいかは、俺達は、未だ知らなかったのだった。

5日目……疲れ果てて主人公何も出来てないです(笑)

主人公最強にするか迷い中です……



明日はちょっと大事な用があるので更新できるかどうか……

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