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魔法の世界へ転移招来!   作者: ねぎとろ
一章 『魔法の強さ』
29/50

二十七話 「最悪の敵」

なんか文が変な気がしますが、よろしくお願いします。

 こっちを見ていることに気付いた時には、もう既に遅かった。俺は、慌てて口を塞いだが、感づかれてしまっている。とりあえず、俺達は極力音を出さないようにして、隠れることにした。


 だが、隠れようにも、ここには死体と草木の茂みしかなかった。まぁでも、隠れるには充分だ。

「ここなら大丈夫だろ」

 オーラを纏った人物からだいぶ離れた、茂みの中に、俺とアンジュは隠れていた。


 少しの安堵も束の間、空から大剣が降ってきた。

「うぉ!あぶね!!」

 俺は、間一髪躱すことが出来たが、

「痛いです!!」

 アンジュの方はヤバそうだ。腕が片方吹っ飛んでいる。なのに、この反応。何故だろうか。


 アンジュの腕の切断部分が俺の視界に入ってしまった。血が噴水のように出ている。そんな光景を俺は見てしまい、喉の奥から出てくるものを吐き出した。

「ハァハァハァ……」

 体感的に、10秒ほど経ち、少し落ち着いた。その状態で、大剣を見てみると、何処かで見覚えのある大剣だった。


「なんで、この剣があるんだ? もしかして、ノースさんなのか!?」

 見覚えのある大剣は、ノースさんの物だったのだ。そして、これがここにあるという事は、今戦っているのはノースさんのはず。

「アンジュさん。俺は確かめたい事があるので、飛び出しますね。アンジュさんは逃げて下さい。きっと死にますから」

 俺は、意を決して茂みから飛び出した。ここで、予想外にも、アンジュさんが飛び出してきた。


「私も手伝います!とゆうか、腕を拾わなきゃヤバイですし!」

 アンジュさんは腕を拾うために来たようだ。まぁ、拾ってもくっつけられるはずは無いんだけどな。ちなみに、俺はノースさんなのかどうか確かめるために飛び出したのだが、結局の所、オーラのせいで見えない。


「くそ!出てきて損したじゃねえか!!」

 悔しがっている俺の前を、アンジュさんが通り過ぎ、腕を拾った。そして、すぐさま自分に回復魔法を掛け、くっ付けていた。有り得ない光景だ。


「お主!大丈夫か!?」


「お兄ちゃん!!死んでない!?」

 別で隠れていたリンシアと響が大剣の振るわれる音により、飛び出てきた。


「闇を払い照らせ!ライト!!」

 手が完全に復活したアンジュが、光魔法を使ってくれた。それのお陰もあって、辺りは見事に照らされ、見やすくなった。


「嘘……でしょ?」

 光魔法によって、邪悪なオーラが少し晴れ、ようやく人物の確認が出来た。その人物は、予想通り、ノースさんだった。

「ノースさん!どうして攻撃してくるんだ!?」

 明らかに普段と違うノースさんに問いかける。ノースさんは血走った目をこちらに向けながら、突進してきた。返答はないようだ。


「お主!下がっておれ!絶対なる防御を今ここに!ウォール!」

 リンシアが俺の前に立ち、防御魔法を唱えてくれた。だが、これも時間稼ぎに過ぎない。魔法璧にはすぐ亀裂が入り、砕けてしまった。


「おい!どうすれば良いと思う!?」

 ノースさんに勝てる自信は全くない。俺達とは明らかに次元が違う強さだ。唯一同格なのがリンシアくらいだしな。

「私が時間を稼ぎます!!リンシアさんは、ブリザードの準備を!」

 アンジュさんがノースさんに魔法を放ち、注意を自分に向けた。

「サンダーボルト!!」

 突如上から降ってきた雷によって、ノースさんは吹き飛ばされた。

「全く。僕が居ることを忘れないで欲しいね」

 木の影から現れたのは、アビスだった。タイミング良く、出てきてくれたお陰で助かった。


 俺と響は見ていることしか出来ない。明らかに次元の違う戦いだ。今この時も、アンジュさんとアビスは時間を稼ぎ、リンシアは詠唱している。多分、俺が入っても邪魔になるだろう。


「お主たち!もう大丈夫じゃ!!」

 リンシアの声が響き渡り、アンジュとアビスは離脱した。ノースさんはすぐさま追いかけようとしたが、もう既に足元は凍っていた。


「ノース。悪いのぅ。死んでもらうぞ!!」

 氷の竜巻がノースさんを中心に包み込んだ。辺りの気温は下がり、霧までも出てきてしまった。


 霧が晴れ、ブリザードが終わった。晴れた先にあったのは、一つの氷像だった。それは、ノースさんだ。


「勝ったのか……」

 今まで探し求めていた、ノースさんを見つけても敵として現れ、今こうして倒してしまった。半ば予想していたことだが、いざこうなると悲しいものだ。


「お兄ちゃん、悲しんじゃダメだよ。ノースさんね、戦ってる最中、泣いてたの。涙を流しながら戦ってたんだよ……!」

 響も喋りながら泣き出してしまい、俺の膝で顔をうずめている。

「すまんのぅ。だが、あれしか手段が無かったのじゃ。我も殺したくて殺した訳じゃない」

 リンシアは、自分が殺してしまったことに罪悪感を感じているようだ。だが、違う。殺したのは皆だ。リンシア一人ではない。

「リンシア、お前が悪い訳じゃ……ガハッ!!」

 どこからか、炎の矢が飛んできて、俺の背中に突き刺さった。それを境に、何十本も降ってきて、俺と響、リンシアとアビスはどんどん傷ついていく。


「アハハハっ!!ようやく、まとめて始末出来る!狂ったノースとか言う奴も始末出来たし、君たちも殺すね!」

 傷つき、立てなくなった俺たちを見下ろしているのは、アンジュだった。


「おい、アンジュ。なんでこんな事を?」

 声を振り絞り、アンジュに問いかける。アンジュは俺を見ながら、ニヤッと笑い、何も答えなかった。

「それじゃ、皆さん仲良く死んでね!」

 ノースさんの氷像の隣に立ち、アンジュは魔法を使おうとしている。


 そんな状況の中、アンジュの隣の氷像には、段々とヒビが入り、今にも砕けそうだった。

どんだけ書いても文が上手くなってる自信が無いです。


こんな文をいつも読んでくださり、ありがとうございます。これからも頑張ってゆきます!

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